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□[尊厳死]協会に登録急増 「呼吸器外し」以降|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1851341/detail?rd
[尊厳死]協会に登録急増 「呼吸器外し」以降
富山県射水(いみず)市の射水市民病院であった人工呼吸器外し問題を受け、「日本尊厳死協会」(東京都文京区)が作成した「尊厳死の宣言書(リビング・ウイル)」に署名・登録する人が急増している。4月に入り新規登録者は1日100人を超え、昨年と比べ約2.7倍ものハイペース。今回、取り外しの責任者だったと認めた外科部長(50)=自宅待機中=は「家族との信頼関係の中で外した」とするが、宣言書や同意書はなく、同協会は「射水市民病院のケースが全国で終末医療に対する関心を呼び起こしたようだ」と分析している。
「宣言書」は本人の生前の意思表明を前提とした「尊厳死」法制化の運動を進める同協会が、延命治療中止の意思表明のひな型として作成。登録者数は全国で約11万人。
A4判1枚で、「私の傷病が不治で死期が迫っている場合、延命措置はお断りします」「苦痛をやわらげる処置は最大限に実施してください」などと記され、署名・なつ印して協会に送ると、登録番号を付けて保存され、本人と近親者用にコピー2通が返送される。医師が延命措置の中止に同意しない場合は、協会も医師に働きかける。
射水市民病院の問題が表面化した3月25日以降、昨年は1日平均88件だった発送依頼が連日300件以上に急増。新規登録も今月に入り1日平均105人で、昨年の39人を大きく上回っている。
射水市民病院では、末期患者7人が人工呼吸器を外されて死亡した。病院側は「1人は家族の話で本人の意思が確認された」とするが、本人の生前の意思を示す文書はなかった。一方、外科部長は「患者や家族との気持ちのつながりで、自然に行為に及んだ。同意書にサインしてくださいとは申し訳なくて言えなかった。ルールを外し、不用意だった」としている。
同協会の高井正文・事務局長は「延命治療の中止が問題になった過去の事案と比べても、反響が大きい。高齢社会を背景に、終末医療への関心が高まっているようだ」と話している。
登録(入会)は、年会費3000円(夫婦2人で4000円)。問い合わせは同会(03・3818・6563)。
2006年04月14日15時32分