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尊厳死:法制化反対の集会 がん患者団体など200人参加
法律で尊厳死を認めようとする動きに反対する市民集会が25日、東京都内で開かれた。弁護士や哲学者、医師らでつくる市民団体「安楽死・尊厳死法制化を阻止する会」の主催で、難病やがんの患者団体などから約200人が参加。「尊厳死の法制化は治療法のない難病患者らに死を選ばせる暗黙の圧力を生む」などの意見が相次いだ。
交通犯罪の被害者になった家族の延命治療中止を選択した遺族が「家族を殺したのは自分ではないかという気持ちが強い」と、複雑な心情を明かす場面もあった。
生命倫理に詳しく、集会に講師として参加した光石忠敬弁護士は、富山県射水市民病院の患者の不審死について「患者の同意なく他者が人工呼吸器を外すような行為を尊厳死とみなすと、患者が生きるに値しないと他人が判断をすることにもつながる。(医師の)ごう慢だ」と話した。【大場あい】
毎日新聞 2006年3月25日 20時27分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060326k0000m040076000c.html