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http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/20/d20060220000137.html
この調査は、NHKが5年に1度行っているもので、去年10月、10歳以上の1万2000人余りを無作為に選んで、2日間の行動を調査票に記入してもらい、7700人余りから回答を得ました。それによりますと、仕事を持っている人のうち、企業などで働いている人の平日の労働時間は平均で、男性が8時間49分、女性が6時間29分で、女性は10年前と変わりませんが、男性は24分長くなっています。特に、1日に10時間を超えて働いている人は、男性が35%と、10年前より9ポイント上がって、ほぼ3人に1人以上になっているほか、女性も10%に達しています。また、休みについて、週休2日制になっていると答えた人は、ほぼ半数になった一方で、販売職やサービス業では、休みの決まっていない人が30%を超えるなど、一部の職種を中心に休みが定まっていない人が増えていることがわかりました。これについて日本人の生活時間について、研究している東京大学の矢野眞和教授は「日本人の働き過ぎは、この30年間続いているが、最近は成果主義の導入やリストラへの不安が広がって、働き過ぎにいっそう拍車がかかっている。また、正社員が増えない中でパートタイマーなどが増えて、特に、30代の男性社員に仕事が集中していることも長時間労働につながっており、残業を規制するなどの大胆な発想が必要だ」と話しています。