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掲示板「2ちゃんねる」への批判はもはやタブーなのか――壷タブー≠フ出現
日本におけるタブーとして皇室批判の「菊タブー」、創価学会批判の「鶴タブー」、同和問題批判のタブーが存在する。
他にもタブーは存在するが最もタブーとされているのか以上の3つであろう。
しかし、ここ最近にして新たなタブーが形成されつつあるのではないかと思う。
インターネット掲示板「2ちゃんねる」である。
この2ちゃんねるに関しては阿修羅掲示板をはじめ他のサイトでもその政治的偏向性や常識のなさ、差別に満ち溢れた書き込み、そしていわゆるアラシについて等について多くの指摘・告発・批判がされている。
そしてそれがネット内だけの出来事ならばまだ影響力が限定されている。
ところがここ一年の間にネット内だけではなく、既存のメディア(テレビ、新聞、雑誌、映画など)で取り上げられるようになってきた。
言うまでもなく、「電車男」と「のまネコ問題」である。
電車男は2ちゃんねるでの書き込みが話題となり、それが映画化、ドラマ化、さらには単行本化され世間で話題となった。
もっともそれ以前は2ちゃんねるでの書き込みに関して「犯罪予告」などで逮捕されたりするニュースがマスコミで取り上げられるだけであり、いわば2ちゃんねるの「マイナス面」を映し出していた。
ところが「電車男」以降、状況が一変したと考えられる。この作品が話題になるにつれて結果として今までに無かった2ちゃんねるの「プラスの面」(ただし私自身は本当の意味でのプラスだとは考えていないが)が表面上現れることになった。
テレビのドラマであの掲示板の「様子」が映し出されることになったのだ。
次に出てきたのが「のまネコ問題」である。これはネット掲示板が企業を混乱におとしめることさえできることを証明させた事例となった。
マスコミ、特にテレビは一度は「電車男」や「のまネコ」というものを取り上げたのである。このことは大きい。これによってマスコミ全体がとりあえずは2ちゃんねるの影響力を実感しているはずだ。
そこで問題になってくるのが、2ちゃんねるにもともと横たわっている問題である。先ほど述べた政治的偏向などマスコミに取り上げることができようか。「電車男」でマスコミ全体が取り上げ、のまネコでは企業を混乱させた。
マスコミは表立って批判するのは困難だろう。もし、批判する報道がされたらどのような事態が起きるか。まず、2ちゃんねるが盛り上がる。それだけではなく、報道したテレビ局に対する中傷書き込み。そして危害を加える「犯行予告」。報道した関係者の個人情報流出だってありえるだろう。
今までの状況を知っている現場の一線で働くマスコミ関係者ならこれらのことは容易に想像できよう。
したがって2ちゃんねる批判はマスコミ(新聞・ラジオ・テレビなど)では無理とは言わないが困難になりつつあるのではと考える。
だから昔からある3つのタブーと同じように成りつつあるのではないかと思うのである。
批判はネットでしか出来ないように思う。それでもそのサイトがあらされたりしている現状がある。
ただおそらくネットで安全だと思うのが阿修羅掲示板での投稿だと思われる。ここならハンドルネームを登録した上で投稿しなくてはならない。直ぐには「妨害」(荒らす)ことができないという点である。またアラシが発生しても管理人さんによって削除されるし投稿禁止となる。
実際問題、2ちゃんねるに対する暴露投稿がなされていてカウンタを見ると他の投稿と桁が違うほど多い。それだけ多くの人が見ているという証拠だろう。
2ちゃんねるが阿修羅掲示板をどのように思っているのかは知らないが、状況からしてあまりよくは思っていないだろう。
「2ちゃんねる批判」の「解放区」にあたるのが阿修羅掲示板だということだろうか。
最後になるが、表題を壷タブー≠ニしたのは2ちゃんねる掲示板のトップが壷のデザインで出来ているためそうした次第である。