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http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060117hg02.htm
耐震強度偽装事件で、開発会社「ヒューザー」(東京都千代田区)は、国土交通省が問題を公表する約3週間前、強度偽装された分譲マンション「グランドステージ(GS)船橋海神」(千葉県船橋市)などの構造計算書を、CD―R(書き込み可能CD)の形で、姉歯秀次・元1級建築士(48)から入手していたことが分かった。
ヒューザーの小島進社長(52)が読売新聞に対して明らかにした。ヒューザーはCD―R入手時点で「GS船橋海神」の問題点を認識していたと見られるが、その3日後、同マンション1戸分の売買契約を締結していた。
宅地建物取引業法は、重要な事項について故意に事実を告げなかったりすることを禁じている。17日に行われる小島社長の証人喚問では、同法に違反する行為があったかどうかが大きな焦点となる。
小島社長によると、昨年10月25日、ヒューザーと確認検査機関「イーホームズ」などが、未完成物件など5件の耐震強度偽装について協議した直後、姉歯元建築士がヒューザー本社を訪れ、小島社長本人に対し、構造計算に際して「(建物にかかる地震の力を)低減した」と説明した。
さらに姉歯元建築士は、小島社長の退席後、ヒューザー幹部に対し、「過去にも責任の持てないものがある」などと述べ、5件以外にも問題があることを明かしたという。
これを受けて翌26日、ヒューザー役員が姉歯元建築士から、イーホームズ以外の確認機関が建築確認をした「GS船橋海神」など2件の構造計算書などが記録されたCD―Rの提供を受けた。
ヒューザー側はこのCD―Rを別の設計事務所に渡し、分析などを依頼したという。この3日後の29日、「GS船橋海神」1戸の契約が結ばれたが、小島社長は読売新聞に対し、「すでに客から申し込みを受けており、(契約を)履行しないわけにいかなかった」などと説明している。
(2006年1月17日 読売新聞)