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「豊かさ」感じることある73%…読売世論調査
日ごろの生活で、「豊かさ」を感じることがある人が7割を超えていることが読売新聞社の全国世論調査(面接方式)で明らかになった。
総中流社会と言われていた日本が「格差社会」に移行し、「下流社会」が生まれているとの指摘があるが、大半の日本人は日常の生活の中に何らかの「豊かさ」を見いだし、それほど悲観的になっていないことがうかがえた。
調査は、昨年12月10、11の両日に実施した。
「豊かさ」を感じることがある人は、計73%で、感じることがない人計27%を大きく上回った。年代別では、それほど差はないが、男女別では、男性計68%、女性計77%と10ポイント近く差が付いた。
世帯年収別にみると、1000万円以上では「豊かさ」を感じることがある人は計89%だが、年収が下がるにつれて減り、200万円未満では計58%と、経済的環境と「豊かさ」に一定の相関関係は見られた。
その一方で、「物の豊かさ」と「心の豊かさ」のどちらを重視するかでは、「心」76%が「物」5%を大きく上回った。また、自由な時間や人間関係を多少犠牲にしても、経済的に豊かな生活を送りたいと思う人は計24%で、「そうは思わない」は計74%だった。
「豊かさ」とはどういうことか(複数回答)――では、「仲のよい家族や友人に恵まれる」61%、「健康で長寿をまっとうできる」59%、「生きがいのある生活を送れる」57%――がトップ3だった。
現在の生活水準は「上」「中の上」「中の中」「中の下」「下」の5つの層のどこに入ると思うか――については、「中の中」51%が最多で、2004年の前回調査に比べ1ポイント増。「中の上」14%が1ポイント増え、「中の下」27%と「下」5%がそれぞれ1ポイント減った。
(2006年1月14日20時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060114it13.htm