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2006年1月14日(土)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-14/2006011414_03_0.html
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♪ひとりじゃ幸せになれぬ。みんな一緒に幸せに――。益田牧子・熊本市議の地元にある「生活相談所」が今月十五日の二周年記念パーティーで手づくりミュージカル「生活相談所物語」を披露します。日本共産党第二十四回大会の代議員となった益田さんは大会三日目の十三日、「構造改革」で広がる深刻な生活苦を支援する生活相談所活動について発言し、感動を呼びました。
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■熊本の益田牧子さん
「地域に根をおろした相談活動をしたい」と開いた生活相談所。益田議員や党八王寺支部の党員たちが支えています。
前大会以来、相談活動を通して二十四人が入党。うち約十人は元ホームレスの人たちです。
一人暮らしの人が多いからと始めた夕食の炊き出しは、月曜から土曜日にかけて毎晩おこなっています。相談所は、住む家を失った人のシェルターにも。
開設のきっかけは五年前にさかのぼります。「新自由主義」のもとで広がる貧困と社会的格差。熊本市でも、十年ほど前から街の中心を流れる白川の橋下などでホームレスが増えはじめました。
「こんな非人間的な状態を放置していいのか」。五年前から党市議団、生活と健康を守る会、民医連とでホームレスの訪問活動をはじめました。
そんなときに出合った一人の男性。「銀ちゃん」と呼ばれ、今では支部で活躍しています。相談を通してホームレス生活から抜け出した「銀ちゃん」の話は、ミュージカルにも登場(別項参照)。「銀ちゃん」ストーリーの紹介に大会会場は拍手を送りました。
ほかにもヤミ金から逃げ出してきた人、生活苦から自殺未遂をした人…。「構造改革の犠牲者ともいえる人たちばかり」という益田さん。相談活動は、「国民の困難あるところ日本共産党あり」という党の原点であり、「社会的連帯」をつくりだすと発言しました。
「党員としての新しい人生は、困難はあっても私利私欲のない人間と人間との結びつきの中で、人間らしさを取り戻していく生きがいのある生き方だと思います」
♪政治は春を呼ぶ力に/心あわせ行く未来の開拓者
支部長が書いたミュージカルの脚本には支部の人たちの思いがにじみます。
■ホームレス2年、共産党との出会いが人生変えた
元ホームレス「銀ちゃん」のせりふから♪
♪♪♪
私、人呼んで南熊本の銀ちゃんと申します。
生まれは青森。スナックのチーフ、大物歌手のピアノ伴奏、華やかなときもありました。建設現場でも働きました。しかし、腰の痛みで職を失い、流れ、流れて熊本へ。白川のほとりの段ボールハウスでの暮らしも二年目。「どうやって死のうか」。そんなことも考えていました。
♪♪♪
ちょうどそんな時、「こんにちは。何か困ったことはありませんか」。生活と健康を守る会の役員と益田牧子市議が声をかけてくれました。翌日、恐る恐る日本共産党の控室のドアをノックしました。日本共産党との出会いが私の人生を変えました。
一昨年の夏には、二十三年ぶりにかわいい娘に会えました。
今じゃ「ビラまき隊長」と呼ばれ、励まされ、毎週日曜日、市立病院存続の署名活動に参加し、旗を掲げて下通りに立っております。
♪♪♪
ひとりじゃ幸せになれぬ。みんな一緒に幸せに、幸せに…。