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私は、少子化の日本は異常社会だと思います。こどもが生みたくてもうめない社会は、結局非人間的な社会でしかない。子供の数を増やす云々より、こどもを生まない女性の増加は そのまま反自然、非人間的な社会の象徴である と考えます。
資本主義社会自体がもう 非人間的社会と思っているので、もうどうしようもない、と言ったら、話がすすまないので、一応、資本主義社会であっても、なんとか少子化を食い止める方法はないかと 考えました。
最初に知らなくてはならないのは、欧米のモデルは、参考にはなっても そのまま使えないということです。
だから、日本にあった政策を自分自身で作り出さなければならないと思うのです。
まず、女性が子育てを担う を前提にする。
一部の女性から 非難を浴びそうですが、女性と男性を労働市場のなかで、同じという前提で考える限り、企業の論理、資本主義社会の論理に従えば、子供を産む女性は、どう考えても、生まない人より、働けず、そういう労働者を避けたいのは、企業としては当たり前で、企業ばかりを責められない。そうすると、男性と同等に働く為には、こどもを生まないということになってしまう。本来価値をおかれるはずの 出産、子育てがまるで、価値がないもの として扱われてしまうのだ。
また、多くの女性が出産をあきらめるのは、男性と全く同等に働けなくなるからでも、出世できなくなるからでもない。仕事と子育てを同時にやることが どんなに大変であるか、まわりにそういう女性がいれば、女性達はわかる。で、こんなたいへんなら、出産したら、仕事をやめたい。でも、それは、収入が減りすぎるのだ。もちろん、2,3年たって、同じ位の収入の入る仕事に戻れれば、いいが、一度、やめて、年齢が一定を越せば、それは、かなわぬ夢となる。
こどもを大学にまで、いかせたいともなれば、もう だんなの収入では 無理だ。
で、仕方ない。あきらめるか。となる。
はっきりいおう、女性の労働マ―ケットと、男性マーケットとは、はっきり分けて、働く社会にするのだ。男性は、今までどおり、生涯働く人として、家族のために、お金を稼ぐ人として貢献してもらっていいと思う。(母子家庭の問題はもちろん、別個に考えるとして)
下手に、男も育児休暇取れとか、子育てに関われとか 声だかにいう必要はない。
企業に労働基準法 他の労働法を遵守してもらう、これで十分だ。男性には、自由時間がなさ過ぎる。
問題は、女性が 子育てすることによって 金銭的にそんをしない社会を作ることと、いかに、女性の能力を社会の中で発揮してもらうかだ。
だから、ポイントは、2つ。
1つ 出産して仕事を辞めても、生涯収入面で収入が極端に減りすぎないように、家庭での総収入を見て、国が手当てなどで、補償 (社会保障も含め)する。
2つ 女性のための 労働市場をつくること。女性は、子育てで、いったん働けなくなる ことが前提の市場だ。公務員の仕事の半分を女性に回し、採用基準を変える。介護、子育ての分野では、子育てや介護の経験を資格として認める、画一的な試験をしない。など。企業は 年齢差別を 禁止する。公務員のトップの給与を引き下げ、仕事の数を増やすことも考える。
企業の義務としては、女性の採用の義務は課さないが、採用したい場合は、年齢差別の禁止。
パートでもいいが、政府は、ス―パーのレジや、売り子、など既婚女性が多くをしめる労働の賃金をあまり低くなりすぎないような、規定を作る。また、女性が一定の割合を越える職場では 女性独自のプロモーションのチャンスを必ず、設けさせる。(例えば、売り場主任など)。
福祉分野で、政府の関与を大きくし、女性に活躍してもらう。公務員で、女性がトップまでいけるような、ルートを作る。たとえば、介護、保育、子育てなどを前提に資格をつくり、経験と学習を重ね、試験制度なども作って、キャリアがあがる仕組みをつくる。
実は、大事なことは、女性、男性ともに、早く親になることだ。今は遅すぎ。
若ければ、体力がある、こどもが大きくなっても まだ若い。
子育てをいっしょに楽しめるまた、手伝ってくれる自分達自身の親が若い、
今の、ままでは、小さい子を抱えた親が 彼らの親の老後の世話も同時に見なければならない事態になりかねない。
女性は、32歳くらいまでには、2人くらいの子供の出産を終え、それから、キャリアに向かってすこしづつ進めればいいのでは。もちろん、それまでも、色々とできればやっていいと思うが。
とにかく、子育ても 女性のキャリアとみなすべきだ。
これを実現するためには、様々な、ルールが必要で、税金も高くなるかもしれない。
だから、信頼できる政府ができなくては、話がすすまないが。
大きな政府が必要となってくるだろう。
公務員のトップの給料を下げ、女性を中心に公務員を増やすことも考えられる。また、パート形態の公務員も出てくるだろう。
大きな変革をしない限り、今の少子化、それに象徴される、非人間的な社会は変わらない。
まだ、これだけではないが、長くなるので、又続きは投降したい。