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社員調査:仕事に無気力…20〜30代の75%
上場企業の20〜30代の正社員の4分の3が「現在の仕事に無気力を感じている」ことが5日、野村総合研究所の「仕事に対するモチベーションに関する調査」で分かった。仕事に社会的な意義を感じていない若手社員は3割以上、転職希望者も4割以上に達しており、同社は「若者の働くモチベーションを再生することが企業の今後の競争力アップにつながる」と分析している。
今年10月にインターネットを通じて男女1000人から調査した。仕事に対する無気力を「よく感じる」のは16.1%、「ときどき感じる」が58.9%で、計75.0%が仕事に無気力を感じていた。転職や独立については、「機会があればすぐにでも」が18.7%、「3年以内」が13.0%、「あと5年ぐらい勤めたい」(12・3%)を合わせると、44.0%が転職を希望している。「現在の仕事に社会的な使命感を感じない」と答える人も31・7%に達した。
一方、やりがいを感じる仕事については「報酬が高い」ことが29.0%でトップ。お金以外では、「仕事自体の面白さや刺激」(44.5%)、「同僚や後輩から信頼されたり感謝されること」(35.0%)を重視している。
同社は「フリーターやニートは2010年までますます増加するとされている」とし、仕事の動機付けにつながる使命感の確立や若手社員が自分を試せる機会の準備など、「企業側の対策が必要だ」と提言している。【栗田亨】
毎日新聞 2005年12月5日 20時03分 (最終更新時間 12月5日 22時04分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051206k0000m020080000c.html
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2010年の経営戦略は“働くモチベーションの再生”がカギ(野村総合研究所)
http://www.nri.co.jp/news/2005/051205.html