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神戸新聞からhttp://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00043998sg200512141000.shtmlより引用
「災害と女性」考える 神戸でフォーラム
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2005/11/14
災害時に女性がさらされるさまざまな問題を議論するフォーラム「災害と女性」が十三日、神戸市中央区、あすてっぷKOBEで開かれた。避難所での性被害、夫から妻への暴力の増加などが報告され、「防災・復興対策の意思決定に女性を参画させる」など六項目のアピールを採択した。
市民グループ「ウィメンズネット・こうべ」が主催。全国から約百人が参加し、五人のパネリストが話し合った。
スリランカ出身で東京在住の通信社特派員スベンドリニ・カクチさんは、昨年のスマトラ沖地震について「スリランカでは女性は泳ぎを教わっておらず、おぼれ死ぬケースが多かった」と指摘。「子供の死を周囲に責められ、自殺した母親もいる」と語った。
阪神・淡路大震災後、避難所などを巡回した「性を語る会」(東京)代表の北沢杏子さんは、被災女性やボランティアへのレイプ、避難所での幼児に対する性的虐待などを報告。「ウィメンズネット・こうべ」の正井礼子代表は「防災や復興対策に『女性の人権』という視点を」と訴えた。
政府の中央防災会議は今年七月、防災基本計画に「男女のニーズの違いに配慮する」などの修正を加えたが、具体的な取り組みはこれから。フォーラムで採択されたアピールは近く、防災担当大臣らに送られる。(磯辺康子)