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法務省は8日、2005年版「犯罪白書」を公表した。
昨年の刑法犯は342万7606件(前年比6・0%減)で、戦後最多だった02年から2年連続で減少する一方、刑法犯の検挙者は128万9416人(同1・5%増)と6年連続で戦後最多を更新した。検挙率は44・7%(同3・4ポイント増)だった。
刑法犯の減少は、全体の6割前後を占めてきた窃盗が前年比で25万4270件(11・4%)減ったのが主な要因だ。一方で、詐欺は、振り込め詐欺の増加で8万3015件と前年比37・7%増となった。特に「おれおれ詐欺」は1万4459件と前年の2・2倍に増えた。詐欺の検挙率は32・1%で、前年比18・3ポイントも減少し、戦後最低となった。
殺人など重大な刑事事件の裁判に国民が参加する裁判員制度が09年5月までに実施されるのを前に、制度の対象となる犯罪で判決を受けた人数を調べたところ、昨年は3308人に上った。03年は3089人、02年は2818人で、裁判員制度の対象の重大犯罪が増加する傾向が続いている。
少年非行では、検挙者が19万3076人と3年ぶりに20万人を切った。ただ、交通関係犯罪を除く一般刑法犯の検挙者は少年人口10万人当たり1209・3で、成人の約4・9倍に達した。
(2005年11月8日13時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051108it05.htm