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「恐れ」が消費動かす 生存や安心への欲求が動機
2005年11月07日23時33分
「恐れ」の意識が消費を動かしている――。東急エージェンシーは、7日に発表した消費者の意識調査で、恐れを解消したり、生存や安心への欲求を満たしたりすることが消費の動機として重要になっていると指摘した。
同社が9月上旬の4日間、東京都内の4カ所で20代から50代の男女計800人にアンケートを実施したところ、身近な関心事のなかで「自然災害への備え」(72.8%)、「凶悪化する犯罪への対応」(43.6%)、「生活の安全を守るためのセキュリティー対策」(41.3%)が上位3位を占めた。
こうした関心を反映して、実際の消費生活でも「食品の原料や生産地に気をつけて買う」という人の割合が37.6%に上り、「ゴミを出さない生活を心がける」(39.9%)に次ぐ2位になった。また「ネットや新聞、雑誌を通じて商品情報を収集」が32.4%(3位)、「防災セットを購入」も31%(4位)と続いた。
利用したい商品やサービスでは「玄関の2重ロック」(67.6%)、「地震保険」(55.4%)、「ホームセキュリティーサービス」(51%)、「防災セット」(45.8%)などが上位を占めた。
同社は「天災への不安や食の安全に対する不信、新しいタイプの犯罪への脅威など、『恐れ』の意識が消費に大きく作用するようになっている」と分析している。
http://www.asahi.com/life/update/1107/009.html