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読売新聞からhttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20051031i317.htmより引用
労働時間多く・年収少なく、アニメーターの実態調査
俳優や歌手、スタッフなど、芸術関係の団体71組織でつくる芸団協が5年ごとに行っている調査。今回初めてアニメーターを対象に加えた。307人に調査票を配り、83人が回答した。
労働時間は1日平均10・2時間で、月間労働時間は推計250時間となった。一方、平均年収は100万円未満が26・8%、100万円以上200万円未満が19・6%、200万円以上300万円未満が18・6%と、3人に2人は300万円未満だった。
中でも、原画を基に絵の動きを描く「動画担当」のアニメーターは出来高払いが8割を占め、1枚あたりの報酬は平均186・9円。年収は100万円未満が73・7%を占めている。
仕事については78・4%が「プライドを持っている」と答えたが、報酬については49・5%が「納得のいく額ではない」と回答。失業補償や年金についても9割近くが「十分でない」と答えている。芸団協の大和滋・芸能文化振興部長は「回答数は少ないが、現場の声を聞くと実態をかなり反映している。待遇改善が重要課題」と話している。
(2005年10月31日23時58分 読売新聞)