★阿修羅♪ > 社会問題2 > 258.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
地域別のコメ作況指数
2005年10月29日01時11分
農林水産省は28日、今年産米の15日時点の作況指数(平年作=100)が、全国平均で101になったと発表した。九州などで高温のために病虫害が発生し、前回調査時(9月15日時点)から1ポイント悪化したものの、順調にコメが生育した地域の方が多く、3年ぶりに平年作を上回った。同省はコメ余りによる値崩れを防ぐため、04年度に導入した過剰米対策を初めて発動する。
九州は病虫害や9月に上陸した台風14号の打撃で、作況は94。新潟県全体の平均は100だが、良質なコシヒカリの産地として知られる同県魚沼地方は97にとどまった。農水省によれば「昨年の新潟県中越地震の影響で田植えが遅れたのに加え、新しく土を入れた水田で肥料を使う量を迷った農家が多かった」という。作況が109の北海道は、10アールあたりの収量が過去最高の573キロに達した。
過剰米対策は、10月15日時点で都道府県と地域別の作況指数がともに101以上になった24都道府県の63地域で発動される。需要を上回る9万トンのコメを主食米市場に売らず、家畜のエサやパンの原料用などに出荷する。北海道は、約5万トンのコメが過剰米対策の対象となる。
過剰米対策に参加すると表明した農家は全国の7割弱。主食用にコメを売った方が、対策に協力した場合より2倍近い収入が得られるため、対策参加を表明した農家からも主食用市場に過剰米が流出する可能性がある。
http://www.asahi.com/life/update/1028/007.html