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兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、快速電車の運転士(死亡)がブレーキ操作などをせず惰性運転していた事故直前までの約40秒間が、車掌が前の停車駅でのオーバーランを指令所に無線報告した時間帯と一致することが22日、わかった。
オーバーランの距離の虚偽報告を車掌に依頼していた運転士が、運転室にも流れる無線のやり取りに聞き入り、運転への集中を欠いていた疑いが新たに浮上した。兵庫県警尼崎東署の捜査本部と国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が運転記録と無線交信記録を照合し、判明した。
調べでは、車掌が新大阪総合指令所にオーバーランを報告したのは事故の約30秒前。約70メートルのオーバーランを「8メートル」と伝え、指令員との応答を数回繰り返した。その直後、指令員が運転士を2度呼び出したが、応答はなかった。
事故調の中間報告によると、運転士は現場カーブ内でブレーキをかけるまでの約40秒間、加速用の力行(りっこう)、ブレーキ両ハンドルを全く操作していなかった。
車掌は、虚偽報告を明確には承諾していなかったと証言しており、県警は、運転士が報告内容を気にしていたのではないか、とみている。
(2005年10月23日11時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051023i401.htm