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新潟県中越地震後に自動車内で過ごした被災者は、体育館など公共の避難所で生活した人よりストレスが少なくて済んだことが、新潟大医学部の調査で分かった。
「車内の方がプライバシーが守られ、ラジオなどで情報が即時に入ったためではないか」と分析している。
日本赤十字社が震災5か月後、無作為抽出した被災者約2000人に実施した意識調査のうち、「心のケア」の項目について同学部精神医学教室の桑原秀樹助手らが分析した。
震災1か月後に暮らしている場所別に精神的な健康状態を尋ねたところ、「精神的に不健康」と答えた人の割合は、知人・親族宅が47%と最も多く、公共の避難所41%、自宅35%、車内33%で、車内で暮らす人のストレスが最も少なかった。
車内で長期宿泊した被災者の中には、エコノミークラス症候群で死亡したケースもあるため、桑原助手は「車内での避難は勧められない」と指摘。その上で、「一番まずかったのは、いろんな人が出入りし、プライバシーがまったくない体育館。公共の避難所でも、プライバシーが保持され情報が行き届けば、自宅に近い形で生活できる」と話している。
(2005年10月22日14時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051022i306.htm