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(回答先: 「教育基本法の理論」における教育権 投稿者 東の空 日時 2005 年 10 月 16 日 00:22:07)
家には、2人10代の娘がいますが、最初からホームスクーリング(というか、うちの
場合アンスクーリングと言った方が正確ですが。http://www.ne.jp/asahi/homeschool/renkon/エッセーの項「アメリカホームスクール
事情」参照)がベースでした(勿論、折角の国が用意してくれている公共サービスで、
行く権利もあるわけですから、行きたい時は行ってもいい、ということで、元来2人と
も社交的で特に上の子は競争心もある方でしたから、小学校などに多少通っていた時期
もあります。幼稚園は2人とも好んでずっと通っていましたし)が、2人とも結果とし
ては、「不登校」で満足という感じです(当然だと思うケド)。
私は、学生時代から積極的に学校とは、好きな時に好きな形で行くのが自然で、そうし
てこそ最も楽しく有意義になりうる場所だという感覚できていたのですが(親のコント
ロールの届かないところで生活していたということもあったからですが)、子供を産ん
でから、ますます学校をベースに考える育児というのが馬鹿馬鹿しくなってしまったの
でした。といっても、世間一般から馬鹿よばわりされるのは通常私の方ですが(笑)。
それでも、同様に考えてアンスクーリングに付き合ってくれている夫は、東大法学部
大学院修士課程修了者(爆)です。
私は、憲法以前に自然権として、そういうのが当たり前という感覚できたというか、
野性の本能と胆力と能天気で生きてきたというところがあったのですが、夫が法学部
出身で、憲法の権利についても断言できたお蔭で、娘たちが小学校や中学校に上がる
段になって随分助かりました。要するに、担任になった教師に対して、古山さんのお
っしゃっているようなことそのまま(本当に、そっくりなんですが)を、きっぱりか
つやんわりと言ってあげて「ですから、うちでは学校は子供が行きたい時には行かせ
ますが、そうでないときには行かなくてもいい、ということにしています。恐らく、
殆ど行かない方を選ぶと思いますが・・・」と結んでくれます(私の教養レベルでは
さすがにそこまでは言えんわな・・・)。
すると、面白いことが分かってくるのですが、教師の多くが主人や私に信頼感を抱き、
子供達のことも気に入ってくれたりするのです。そういう話をすると、多くの教師が、
「この人になら話せる」と思うのか、主人や私に自分自身が抱えているストレスにつ
いていろいろ話してきたり、ストレスの最大の原因のプレッシャーが特に、学校や
担任に過大な期待を抱いている反面、自らは子供にあまり関わろうとしない親から与
えられている、という話をしてきたり(何故か、教師自らの権利についての相談にな
ってしまうのですよ)、主人も深く頷いてきいてやり、決して学校に敵対的な態度を
とったりはしないからだと思います(担任その他の教師の中に1人2人、こちらの落
ち着いた言い分にも関わらず敵対した態度をあからさまにしてつっかかってくる、警
察官みたいというか、管理職丸出しのような例外的教師もいましたが、そういう時は
その場ではこちらもひるまず挑戦的な態度で突っぱねたりすることで返します。しか
しそれ以上は何も抗議したり議論したりはせず、ただこちらが宣言した通りの行動で
貫きます。向こうだってそれ以上の実力行使はできませんから)。
結局、殆どの教師は、「でも、こちらも楽しい授業をこころがけますので、是非来ら
れる時だけでも来てくださいね」と、やんわりながらも一応立場をアピールしつつ、
にこやかに理解を示してくれる結果になります(中には、本当に苦しそうに「来てく
れないと、他の父兄や教育委員会からのプレッシャーがきつくなるからこちらもとて
も困るんです」などと懇願するように言いすがってくるタイプの教師もいましたが、
そういう教師の立場を憐れには思いつつも、自分の子供を優先するのが親ですので、
心を鬼にして「諦めて下さい」と言い放つしかありません。それ以上その先生をケア
することはできませんので、多少の心苦しさは残りますが)。
ちなみに、子供達は、すごく元気で素直で明るい反面、物事を深く考察したり、自分を
はっきり表現したり、不正義に抵抗する力もあり、率先していろいろな能力を見につけ
ていっているため、育ちぶりにいささかの不安も不満もありません(これもまあ、こう
いう育て方をすれば当然のことなのですが)。
まあ、いろいろなかなか楽しい暮らしを送らせていただいております(見た感じでは
親と子とどっちが子供かわかったもんじゃありやせんが)。
まあ、子供との生活の中身を書いていってしまうと、単なる親馬鹿オノロケ披露で、
みなさん (-_-;+)的お顔になってしまいそうなので、そのあたりは今回ははしょりま
す(阿修羅は私的日記サイトのように使うべきではないですし)。
しかし、多分、多くの読者にとっては目からウロコになる事実も沢山ある(中には、
一般通念からみて結構アンビリーバボーなこともあるかも)という自負もあります
ので、なんだ勿体つけないで教えてくれよーケチ、などという好奇心豊かな方があり
ましたら、事と次第によって多少ならばリクエストにお答えすることもありえます
(って、「普通ねーダロがアホ」 ←と自分で突っ込んで誤魔化しとく)。
とりあえず、古山明男氏などのエッセーを読むなどすれば、ある程度どういう日常か
の想像がつくことになるとは思います。
http://www.ne.jp/asahi/homeschool/renkon/