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今の教育でつくる会の教科書には必ずしも悪いものばかりではないと考えている。それはこれまでの教育には「こころ」がなかった。これまでの歴史教育は
鳴くよ鶯 平安京
いい国つくろう鎌倉幕府
一夜空しく江戸幕府滅亡
という感じで、「高校・大学に行けばなんとかなる。とにかく受かれ。覚えろ」というのが見え見えの教育だったし、あまり人間の生き方を学ぶという発想はなかった。しかし、昔の偉い人の生き方を学び、公を重視する道徳を学んだ所で、個人は何をしたらいいのか歯車がかみ合ってない面があると思う。
文部省の役人の発想である「これまでは個人重視だった。これからは公重視だ」という二項対立的発想ではなく、いかに個人と公の歯車をかみ合わせるかが問題だ。かみ合ってなければ、昔の偉い人の伝記もお経や論語を読んでいるのと一緒で、子供達の救いにはならない。個人がいかに公と関わるか具体的に示す教育が必要ではないか。