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なにわWEBhttp://osaka.nikkansports.com/index.htmlからhttp://osaka.nikkansports.com/otn/p-ot-tp6-051006-0029.htmlより引用
同性愛カップルも公社の住宅入居可!
同性愛カップルも入居可に−。大阪府住宅供給公社は5日に開かれた府議会で、公社が運営管理する住宅について、友人など親族以外の単身者同士でも同居を認める方針を明らかにした。レズビアンであることをカミングアウトした尾辻かな子府議(30=主権おおさか)の質問に、大阪府の担当者が表明した。自らもパートナーと住む家探しに苦心した経験を持つ尾辻府議は「社会的弱者が一緒に暮らせる環境づくりを進めたい」と語った。
8月に著書「カミングアウト」を出版し、レズビアンであることを公言した尾辻府議は、それ以来初の質問に立った。公社の住宅に応募できるのは、血縁または婚姻関係にある人に限られている現実を指摘。その上で「同性同士で入居したいという声もある。多様なニーズへの対応をお願いしたい」と、親しい者同士がそろって入居できる「ハウスシェアリング制度」の導入を要望した。
これに対し大阪府の担当者は、公社が運営管理する124団地、約2万2000戸の住宅に関し06年度から順次、賃貸を許可する方針を明らかにした。府などによると、都市再生機構(旧都市整備公団)が昨年10月、同様の制度を導入したが、住宅供給公社では全国初という。
これにより、ホモセクシュアルやレズビアンなど性的マイノリティーもカップルでの入居が可能になる。質問に立った尾辻府議自身も昨夏、パートナーの女性と同居しようと、大阪府内で2LDK程度のマンションを物色した。ところが、複数の不動産業者から「できればご家族で…」と難色を示された経験を持つ。また、ともに夫に先立たれた友人の女性同士など、さまざまな形態で同居を望む声も耳にし、今回の要望に至ったという。尾辻府議は「当事者の1人として本当にうれしい。同性愛者の方々は決してあきらめず、理解のある議員に適切な働き掛けをしてほしいものですね」と語った。
同公社は従来、血縁関係のある家族に入居者を限定してきた。昨年10月、単身者の入居を認めたところ1年で約100人が入居。尾辻府議の質問が行われる以前から「友人同士で暮らしたい」などの声が相次いで寄せらていた。1室当たりの人数は2〜3人を想定し、家賃は約3万〜10万円。年齢制限はないという。
[2005/10/6/10:03 紙面から]