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経済優先が国民主権を破壊する(chakaのチャンネル)
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投稿者 七瀬たびたび 日時 2005 年 12 月 21 日 14:44:35: bo2NmpzpRHGO6
 

http://ch.kitaguni.tv/u/11162/%b1%d1%b8%ec/%b8%ec%b3%d8/%a4%bd%a4%ce%c2%be%bd%f4%a1%b9/0000302839.html

 日本の憲法が優れている点は第一に国民主権を確定、確立したこと、第二は、政府(国家)は暴走し、国民主権を侵す惧れがあることを明記し、国民の下位に置いたこと、第三に、国民主権はどのように実現されるかを自由の恩沢として表現していること、第四に国民主権を侵し、破壊するものとして、専制、隷従、偏狭、圧迫を挙げていることである。さらに、国際平和主義も掲げているが、これは、国民主権の確立をベースにした二次的なものと私は考えている。特に、偏狭、圧迫を挙げている点が特筆すべきである。圧迫といえば、大きくは、政府の誤った政策により国民が蒙るあらゆる社会的、経済的困難、困窮、軍隊を使っての脅し、国家予算の配分の利権の分捕り合戦による不公平、小さくは、家庭内暴力、幼児の虐待、学校内のいじめ、教師の不当なえこひいき、公務員の傲慢、不遜な態度と嫌がらせなどあらゆる生活における不当な行為が含まれる広い概念である。偏狭には、あらゆる偏見や差別が含まれることはいうまでもない。普通、こうした細かいことは、倫理や道義などの曖昧な言葉で済ませるものだが、日本の憲法は、こうした細かいとこまで、気を配り行き届いている。この点は、日本の憲法、特に、国民主権を考える時、見過ごしてはならないと思う。国民主権の侵犯は、偏狭、圧迫のような小さな部分から始まることは、先に、自民党の大勝以後の首相や議員、マスコミ、企業家の態度、振る舞いをみれば納得できるだろう。憲法がこのような細かい点にまで、言及していることは、日本国民が安心して、憲法を受けいれ、実施できるということではなかろうか。憲法がいいものであるかどうかは、その内容を良く吟味して判断すべきものでありましょう。これと、自民党の憲法草案を比べるとその違いが良く分かります。こちらは、現憲法にくらべると、言葉による空約束とごまかしに満ちている。これを受け入れると国民は必ず自分の手で首を絞めることになります。 

 我々が、憲法の国民主権を考える時、これを破壊するものは何かを常に考え、自らの努力により排除しなければなりません。目下のところ、それ以上に、危機が迫っているのは、選挙で大勝した自民党が民主党、公明党を抱きこんで、国民主権を無視、廃し、政府や国家を優先させる憲法の改正を画策していることであります。憲法の本意からいうと、憲法の前文は、憲法の改正には、手を触れてはならないことになっています。この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令、詔勅を排除する。とあります。もし、憲法の前文を変えるとすれば、この原則も変えることになり、従って、憲法の改正ではなく、廃止となります。自民党の憲法改正草案は、憲法を廃止し、新たに作成することであり、それは、現憲法の国民主権が認めるわけには、いきません。もし、これを多数で押し切ろうとすれは、議会ののっとりによる一種のクーデタとなるでしょう。

 このあたりの判断をしっかりし、目先の、耐震偽装の問題で騙されないようにしなければならないと思います。こうした問題の陰で着々とするめられているのは、憲法廃止、新憲法の制定というシナリオです。

 日本国民が、どうしてこのような結果を招いたか、頭を冷やして考えなければなりません。それは、国民主権を破壊するものに国民が負けたからであります。憲法が押し付けられたからではありません。先の、バブルといわれた好景気が、崩壊し、長い不景気のトンネルにはいり、この不景気からの脱出を一人の男に託したことが、間違いだったわけです。

 時間はかかったが、景気は今ようやく上昇に転じようとしています。しかし、この男は、景気の回復を餌に国民主義をベースとした憲法を廃止し、政府や国家に比重を移す憲法を新たに制定、国民の権利を奪う策に乗り出しました。景気の回復を餌にです。様々な世論調査で、国民の要望として、一番を占めていたのが、景気の回復です。このことは、国民は、生活、人生において、何よりも経済を優先していることを意味しています。簡単にいうと、懐に入るお金です。昔からいわれていることですが、このお金が曲者です。

 もし、お金を国民主権に優先させるなら、間違いなく日本の国民から主権が奪われるでしょう。それは、今の日本では、お金の点では、国民主権ではないからです。国民の優先順位において、お金を第一にする時、今や、国でお金を支配している財界、政治家等の政府、官僚の支配を認めることになるといっていいでしょう。憲法では、主権の上では、対等でありながら、お金、すなわち、経済の面では、事実上、かれらが上位にあります。憲法上の国民主権と経済上の支配という間にあるギャップが、汚職、腐敗、首相の憲法無視の暴走など様々な問題の根源になっています。もちろん、耐震偽装も含めて。自民党および小泉首相は、勝ち組みを前面に押し出し、憲法を廃止し、支配を確立して、このギャップをなくそうと画策しています。米国と米軍の力を総動員してでも、これを成功させようとしています。その前提として、憲法は、押し付けれたものという先入観を国民の心に植え付けてきました。国民は憲法の何が押し付けられたのかを知らなければなりません。憲法が押し付けたもの、それは、国民主権です。自民党が、戦後ずっと言いつづけてきたのが、国民主権は、押し付けられたから悪いということでした。

 その一方で、国民の税金で財界を強化する政策を進め、国民主権を無視する政策を優先させ、経済的に国民を支配できる体制を築き上げてきました。そのため、国民は、国の経済の動向に生活が揺すぶられ、景気の良し、悪しが犯罪にまで影響し、国民を不安に陥れるようになったのです。私は、キリスト教や仏教の悪徳宗教家のように、お金は悪いもの、浄めなければならない、欲しがってはならないなどいっているのではありません。主権者である国民を事実上支配し、その主権を封じ込める為、憲法上は、国民の下位にあるはずの政治家、政府を中心に財界と結託し金の力を利用し、企業による事実上の国民の支配を確立した。とということを国民は、認識しなければならないといいたいのです。

 このお金は、今日、国民を社会的、精神的なあらゆる面で、意識的に、無意識的に支配し、金には、目の色が変わる人間が多く輩出していますが、これは、偶然にできたものではなく、すべてが、計画され仕組まれたものであることを理解しなければならないと思います。その目的は、すべて、憲法上の国民主権を無力化するためでありました。周囲を見まわせば、このことにまんまと成功したことが分かります。憲法上は、国民の生活を向上させるために使われるべき金が、経済は、生活向上に寄与するといって国民を騙し、経済力を強化することに使われ、国民の支配を確立したのであります。このために使われたのは、税金ばかりではありません。米国からの援助も、朝鮮戦争の特需も。この為にはあらゆることが利用されました。特に、金とは、対立する勢力としてソ連、中国、北朝鮮をはじめとする、共産、社会主義の脅威が、喧伝され、これらの国を敵視す政策が策定、提案されてきました。

 その結果が、自民党の大勝であります。金が、企業家を総動員させ、マスコミを駆り立て、劇場型選挙を仕立て、国民を煽りたて、勝利になだれ込んだのであります。この流れに打ち勝ち、国民主権を奪われない為には、国民は、この彼らに利用されている金の力を敢然と断ちきらねばなりません。この力は、マスコミを席巻し、かって指摘したように直接国民の言論の自由を封じる方向に動き始めています。今狙われているのは、インターネットのブログである。このためかどうか分かりませんが、私の利用していたメルマブログ自体が、全面的に廃止され、私の首相に問うは、既に11月30日をもって消去されている。今後、こうした、言論圧迫は、一層つよまり、そのために、いまや命を左右するようになった、強大な力に成長した金が利用されています。金が、国民主権を奪おうと至るところで猛威を奮いはじめました。

 大袈裟な事ではない、今、国民は、金をとるか、国民主権をとるかの選択に迫られているといって言い。これは、国民の誰もが避けられないことなのだ。何故なら、金を支配しているものたちが、一団となって計画的に国民に襲いかかっているからである。圧迫、圧迫・・・・の連続である。今の日本には、憲法に違背する行為が行われても、それを制止するものがいない。あほらしいことだが、先の選挙で主権者足る国民が、憲法違背を平気でする男を首相に選んだからである。

 経済、金の優先は国民主権を破壊することが、理解されたであろうか。虜にされているものは、これを理解して、奮い立たないかぎり、これを阻止し、そこから脱出することは出来ない。そのためには、どうするか、簡単である。金の力に屈しないことである。今から、生活必需品以外は、物を買わないことである。喫茶、外食を止め、酒も断つことである。これは、金よりも国民主権を選択した意思証明となる。これができないものは、政治に不平は言えない。その元を断つ努力をしないからである。これを続けると、日本の消費水準が下がり、再び不景気が来る。この不景気に耐え、憲法廃止に賛成しなければ、かならず、国民は、主権を回復し再び自由の恵沢にあずかる生活を取り戻せるとおもう。既に獲得している国民主権をベースに、経済をコントロール、景気の動向に左右されない、堅実な生活設計が、政治を変え、平和を愛する明るい日本の未来を造るのである。経済は重要だが、その優先をゆるすと、人の物欲や優越感を満足させるが、いずれ、機械が人の生きる糧や時間を奪いあるいは人を酷使する、自然を破壊し生き物を追い出し、挙句の果てに、生きがいの喪失、自殺や犯罪の増加と戦争へと導く。最悪の事態を招く。必要以上のものを欲しがることが、国民の目を曇らせ、政治家の乗ずる隙をつくるいえないだろうか。金を欲しがるな、物を欲しがるなとは言わない。そうすることで、自分の首を絞める結果になることを私は怖れる。
 
投稿者:chaka at 05:42


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