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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200512172241.htm
米国・カリフォルニア州でノートの落書きが発端になって、16歳の高校生がFBIに尋問されたことが報道されている。
「隣の席の子が僕のノートを覗き込んで、『コレってどんな意味?』って訊いてきたんだ」
と語るのはムニール・ラシッドくん。ノートにはPLOと書かれていた。隣の学生に答えようとしたとき、数学教師が割り込んできて言ったという。
「それはテロ組織で、やっているのは皆、テロリストだ」
この事件の後、ラシッドくんは在籍していたElk Grove高校からCalvine高校に転校した。落書きから2年後にラシッドくんを見舞ったのは、FBI調査官による尋問という晴天の霹靂の事件だった。
ラシッドくんは教室から呼び出され、別室でFBIのエージェントと名乗る男性たちに尋問を受けた。内容は2年前、数学の時間に起きたこと(落書きの件)や、どうしてPLOを知っているのか、パレスチナに行ったことはあるか、「テロリスト」の写真を携帯に貼っているか(!)というようなものだった。(ラシッドくんは携帯の背面にモスクの写真をつけていただけだったが)。
それ以来、ラシッドくんは人前で政治的見解を述べることができなくなったという。
「たかが落書きでFBIに尋問されるなんて、誰が思う?僕は16歳だよ。こんなことは起きちゃいけないんだ」
とラシッドくん。本人も両親も「テロ組織とのつながりを確認したくて、尋問したのだろうが、まったく馬鹿げている」と語った。
ラシッドくんはパレスチナ系の住民で、米国民としての思いを
「僕は米国民であることに誇りを持っている。そして、同時にパレスチナ人であることにも誇りを持っている。それを奪い取ることはできないんだ」
と説明している。
事件が起きたカリフォルニア州のサクラメントでは、サンフランシスコベイエリア人権弁護士協会と、米国イスラーム協議会サクラメント支部が、ラシッドくんの在籍しているCalvine高校に、この尋問に関する調査を要求している。学校の規定では、事前に知らせることもなく、両親の同伴がないところで、生徒にFBIの尋問を受けさせることは禁じられているので、どうしてこのようなことが起こったかという説明を求めている。
この件に関与したと考えられている前の学校の数学教師は、地区の教員を辞めている。
( "Student's Doodle Draws FBI's Attention" KCRA、16日付
http://news.yahoo.com/s/kcra/20051216/lo_kcra/3127940
、および "FBI Grills Calif. Muslim High Schooler about 'PLO' Doodle" US Newswire、15日付
より)
ホント、馬鹿げている。しかも、「PLO」でテロリスト扱い?これはラシッド君がパレスチナ系であることと関係しているんだろうな。冗談にもならない米国の状況だが、日本もそう大きく違っているとは思えない。反戦ビラをポストに入れて有罪の国だからね。(でも、ちょっとだけ不思議なのは、今どきの高校生ラシッドくんが「PLO」なんていう字を落書きしているところ。もうちょっと気の利いた何かないの?と言いたくなる。パレスチナ人としての誇りを持って書くとしてもね)
「携帯にテロリストの写真を貼っていないか」と訊かれて、ブッシュの写真が貼ってあったら面白かったのにな、とちょっと思ってしまった。
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