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12月17日ーメディアを創る
セグウェイに乗り回す小泉首相
おそらく心ある国民の多くは同じ思いであろうからあらためてここで騒ぎたてるつもりはない。しかしあまりにも異様なこの国の指導者とその指導者の宣伝に終始するこの国のメディアの癒着を確認するために一言書きとどめることにする。
11月中旬にブッシュ大統領が訪日した時にプレゼントされたという電動二輪車セグウェイを、一月遅れにやおら持ち出した小泉首相は、16日に官邸に出勤する時乗り回し、これをテレビも新聞もいっせいに報道した。
なんでこんなことが一大ニュースになるのだろうか。今日本の首相がなすべきことは山ほどあるというのに。 常に国民に話題を提供し続けなければ忘れ去られ、生命線である支持率低下が低下する。それをおそれる小泉首相の側近が仕掛けた芝居であることは誰にでも容易に想像がつくが、それにしても、このような恥ずかしい醜態を平気で演じる小泉首相あっての芝居だ。まともな政治家なら「馬鹿なまねをさせるな」と断るところだろうが、すべての公務そっちのけで嬉々として乗り回すところに小泉首相の真骨頂がある。腹立たしいよりも哀れだ。
そういえば小泉首相の言動をめぐる最近の報道は政策に関するものは殆どなく、小泉首相の宣伝となるような瑣末、矮小なものばかりだ。官邸に若い女性を招き、イチゴを食べて「甘い、甘い」と饒舌になる小泉首相を報じるのはいつもの通りであるとしても、先の東アジアサミットで会談も出来ない仲となった小泉首相と温家宝首相が、署名のペンを貸し借りするところの写真が一斉に新聞に掲載された。なんでこんなことが記事になるのか。こんなことしか記事に出来なくなった現在の日中関係とその原因をこそ新聞は報じるべきなのだ。
政治がらみの話といったら、小泉首相の後継者の話ばかりだ。しかもどの後継者候補もダメダ、ダメダというものばかりだ。そんなことはない。この国の首相なんて誰がやっても同じだ。ポストが人を創るのだ。誰も相手にしなかった小泉首相が5年半も首相でいられるのだ。
12月11日の毎日新聞で岩見隆夫が「近聞遠見」の中でいい事を書いていた。「普通トップリーダーというものは辞めるということを慎重の上にも慎重に使うものだが小泉首相は連発している。何度辞任発言を聞いたか数え切れない程だ。この裏にはどんな計算があるのか」
それは話題づくりを繰り返して常に自分に世間の関心を引きとどめていこうと言うことだ。最近では民主党との大連立構想というのもある。ご丁寧に自分で言い出して、自分で繰り返している。
もうそろそろいいだろう。残りの任期を、自分の行った政策のまとめに静かに費やすべきだ。人の注目しないところで地道に勉強をし、引継ぎ事項を自分の手で取りまとめる労をとるべきだ。それは面白くないことかもしれない。目立たないことかもしれない。何よりも頭を使うことだ。しかしそれを行うことが国民の為に奉仕する政治家の務めだ。自分のことばかり考えるな。
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