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(回答先: Re: 追及 米軍再編 岩国基地増強現行2400億円から大幅増 (しんぶん赤旗)【本物のポチもあきれる従米ぶり】 投稿者 gataro 日時 2005 年 12 月 10 日 18:51:49)
http://www.asagumo-news.com/f_column.html
「日米の絆が強ければ強いほど近隣諸国との関係もうまくいく」。小泉総理がブッシュ大統領を迎えて日米首脳会談のあとで語ったわが国外交戦略の基本認識だ。話を単純化するワン・フレーズ・ポリティクスは総理の持ち味だが、ここまでくると、各界の識者もいささか首を傾げている。
日米関係は日本外交の基軸なので「日米関係が強くなければ他の国との関係もうまくいかない」というのは正しい。だが、「日米の絆が強ければ他国との関係も良い」というのは誤解というより間違いだろう。日米は、日本外交の必要条件であって十分条件ではない。
歴史的には、太平洋を挟んだ日米関係が良好な時代には日本はロシアとの戦争に勝ち、日米が戦うと日本は敗れた。大戦後の冷戦の時代には、日米同盟は文字通り国家存立の盾でもあった。いずれも、国家の対立軸が明確な時代だった。
一方、今日では、ソ連の崩壊、中国の台頭、韓国やアジア諸国の発展と相互依存関係の深化によって、国家間の対立と協調の軸は、歴史上いかなる時代よりも複雑だ。
野原の一軒家にいて周りは熊やパンダしかいない、川向こうの金持ちと上手くやっていれば良かった時代と、周りに家が建ち並んで町内の清掃も一緒にやらなければならない時代とでは、行動原理が違って当然だ。
英国は近世以来、対米と対欧のバランスに腐心してきたが、200年遅れて、日本も今そういう時代を迎えている。
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