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http://www.saitama-np.co.jp/news12/08/04l.htm
軍隊のない国・コスタリカ
児玉さんが体験語る
草加
軍隊のない国・コスタリカを日本に初めて紹介したガラス絵画家、児玉房子さん(64)が四日、「コスタリカの人々とふれ合って」と題して草加市文化会館で講演した。「世界中で軍隊のない国は日本とコスタリカだけ。これは人類の歴史で初めてのこと」と述べ、憲法九条の平和主義を高く評価した。
講演会は市民グループ「山猫くらぶ」(共同代表・倉橋綾子さん)の主催、埼玉新聞社後援。児玉さんは岩手県遠野市在住。阪神大震災がきっかけで国の援助と軍事費の在り方に疑問を持つようになった。偶然、コスタリカのことを知り、五回現地を訪ねた。
「一九四八年に内乱が起き、一カ月間で国民二千人が死んだ。『武器があるから殺し合いになる』という結論になり、翌年憲法で常備軍を廃止。軍事費を教育費に回した」
当時ニカラグア、パナマ、エルサルバドルなど周辺諸国では戦乱が続いていたが、コスタリカが仲介役となり中米七カ国の和平が達成された。
「武器を持っていたら信用されない。丸腰だから周辺諸国も安心した」という。「コスタリカの人々は外国人や難民に優しく生活もゆったり。意見が違ってもとことんまで話し合うことが習慣になっている」
児玉さんは「戦争さえなければ平和でしょうか?」と問いかける。「コスタリカでは教育こそが唯一最大の平和を達成する手段だと考えている。平和には〔1〕自分自身の平和〔2〕他の人との平和〔3〕自然との平和―が含まれている。基本的人権を守ること、家庭内暴力をなくすこと、自然環境を守ることが本当の平和につながる」と強調。「一人一人で出来ることから始めましょう」と呼び掛けた。
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「戦争をなくそうという人類の悲願の最高が日本とコスタリカの憲法です」と語る児玉房子さん=草加市文化会館
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