★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK17 > 531.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
耐震偽造事件が小泉、公明党連立政権の致命傷になるかもしれない
耐震偽造事件はひょっとして小泉、公明党政権を崩壊させる事件に発展するかもしれないと私は思い始めてきた。
この事件が発覚した時から、この事件は政府にとって深刻な問題になるだろうと私は「メディアを創る」で書いた。
その時の根拠は、一つにはこの問題が国民の生命に関わることであり、住民の怒りと国民の関心に適切に対応するのは、今の粗雑な政権にとっては容易ではない、一歩間違えば大問題につながりかねない危険をはらんでいると思ったからである。政府は解決を急ぐあまり税金で住民を救済するという安易な策を講じようとするかもしれない。しかし、かつて淡路・阪神大震災や新潟災害のごとき天災の時でさえも満足に住民を救済しようとしなかった政府が、この事件だけ特別な配慮をすると国民から反発と疑いの目で見られるであろう。さりとてもたもたしていると住民の怒りが嵩じてその矛先が政府に向けられかねない。政府にとってはその対応は誠に難しいのである。
もう一つはビルの耐震偽造が果たして今回の事件に限ったものかどうかということである。基準に満たない建築物については、たとえそれが基準にわずかばかり満たないにしてもいざという時の危険性については差別できないということである。基準の50%以下では危険だが、80%や90%では大丈夫だとは言えないからである。いみじくも武部幹事長が口を滑らせ、その後あわてて訂正したごとく、本気で全てのビルの耐震性を調べると欠陥建設の発覚がが無限に広がる可能性が出てくるであろう。どこまで本気で調べるのか。そして欠陥ビルをどうするのか、実に深刻な話であると思う。
三番目に、行政の責任はどう取るのかという問題がある。姉歯や小嶋や木村などは勿論責任を追及されなければならないが、彼らだけを逮捕し罰することで終わりに出来るのかという事である。これまでの数ある不祥事の中で、行政の不作為や行政の怠慢、無能により国民が被害を受けた事件は枚挙にいとまがない。今度もまた官僚の責任を不問にふして終わらせることができるかである。
私の頭にはこれらの問題点しかなかった。もちろんこれらの問題だけでも十分政府を追い詰められる深刻な問題である。
ところがここにきてより深刻な問題で、まったく異常な問題点が新聞、雑誌さらにはインターネットを使った私的メディアで書かれる様になった。さすがの私もこの問題点については驚いている。
それは一つには小泉首相の出身派閥である森派国会議員と建築業者とりわけ小嶋社長との癒着関係である。小泉首相の責任問題につながりかねない話しである。他の一つは今回の事件を起こした関係会社の殆どが創価学会と密接な関係にあるという事である。これらの点については新聞やテレビで報じられることはほとんど無い。しかし雑誌やインターネットで飛び交っている情報はすさまじいものがある。
それが公の場で公然と論じられ一般国民の知るところになれば果たしてこの事件はどのような結末に発展していくのだろうか。その問題の深刻さゆえに、この最後の二つの点はあらゆる力で抑え込まれて何事もなかったように耐震偽造事件は幕が引かれるのに違いない。今こそ反小泉の自民党政治家や野党の政治家が追求し、内閣総辞職に追い込む絶好のチャンスだと思われるが、今の政治家にそこまでの覚悟があるとは思えないところがこの国の八百長政治なのであろう。
2005/12/07
http://amaki.cc/
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK17掲示板