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最近、一番物議をかもしているしている問題の一つは、続々暴露されている欠陥構造建築物である。もう一つは、米駐留軍の日本本土基地への移転である。今何故この二つが、問題の焦点となっているのか、考える時、矢張り、国民主権の侵犯、憲法違反、小泉自民党の選挙大勝を支えた勝ち組みの存在が、浮き彫りにされてくる。今回の欠陥構造物の問題では、私が、先に指摘した、巨大秘密管理組織を最終目的とする、公務員の意識の変化、すなわち、公僕から国家管理職員、地方管理職員への身分の固定化が進んでいることが明らかに示されている。これが、暴露されたのは、同じく、民間の設計士の指摘によるが、これは、現憲法下で、国民主権が、認められ、表現、発言の自由が、許されているからで、もし、自民党のいう国家の基準による公正が罷りとおることにでもなれば、多分うやむやにされてしまう案件かもしれない。これは、正に、一国民の勇気有る発言とそれを支えた憲法の保証の賜物といってよい。民営化とそれを食い物にする官僚と政治家、国民の生活を支える衣食住の安全まで脅かされようになったのは、選挙に見られる国民の主権意識の低下と欠如、自由の独占ではなかろうか。つまり、マイホーム主義に走る勝ち組み国民とそれに網を張って儲けようというさらに一方の勝ち組みが、共食いするすざまし、醜い有様ともいえるかもしれない。政府が、いち早く公的援助を決めたのも自分を支持する選挙民であることを察知してのこととすると、これまた看過できない問題でもある。もう一つが、米軍の駐留問題。こちらは、騒音訴訟にまで広がりを見せている。生活圏の侵害ということのようだ。
私は、これまで、日本の政治、社会の問題を憲法の国民主権という定位点に立って注目、分析して来ました。それは、このところの小泉政府の姿勢を見るとき正に的中していたように思われます。これまで、私の目には、はっきりと見えていなかったものが、ズームインされて映り出したといっていいでしょう。阿修羅などで交わされる論議や言い分を聞いていると、一人一人が一体どんな観点に立ち、何をしたいのか、分からないことが多いように思われます。自民党は、明らかに憲法改正を急いでいます。それが、何故か、日本の国民は、分かっているのだろうか。自民党の焦りを誘っているのが、かれらが、企み、実行して来たことが、多くの面で、憲法の規定に違背していることが、露呈し始めており、自民党自体の存続すら危うくなって、小泉という一人の男にその運命を託さざるを得なくなっているからであります。ところが、この男の止まることを知らない暴走は、至るところで、憲法の違背をくりかえしており、今や、欠陥構造物が露呈したように、従来からの憲法違反行為を憲法を改正しない形で押し通す事が出来ない情勢になっているのも事実であります。
それですべてが、暴露されないように、憲法のほうを変えて蓋をしてしまおうとうことなのか。それなら理解できる。そもそも、今回の選挙の大勝も、憲法違反、主権在民を踏みにじることにより達成できたもので、憲法というものは、これまで、米国占領側が、日本に押し付けたという自民党の主張も妖しくなってきた。そればかりではない、そのアメリカが、なぜか憲法の改正をせかせている。これをみて、こころある日本人は、気がつき始めた。憲法は、必ずしも、アメリカが押し付けたものでないことを。その一つが、憲法の前文にある平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようとしたという文言。私には、諸国民という部分をアメリカが独占して日米安保条約を押し付けてきたとしか思えないのです。ところが、これは、アメリカ一国のことではなく、日本が戦争で多大な被害を与えた、アジア諸国民はじめ世界の各国のことを対象にした言葉なのです。アメリカにとってこの文言がある限り、米軍の駐留そのものが、憲法違犯となる気遣いも出てきた。このままでは、米軍の駐留自体が、憲法違反になりかねないのです。
勿論、私は、憲法の国民主権の立場と、上記の文言により、米国の日本駐留は、憲法に保証する国民主権を侵犯するので、即時、撤退を要求するものであります。日本人は、自国の領土の防衛を米国のような、外国勢力に任せることは、憲法そのものに違犯していることは、この文言から明らかであり、日本国民が、憲法の示す原則にしたがって、国民主権を行使するのを妨げているのが、米軍の駐留であることを指摘せざるを得ません。それは、日本に米軍を駐留させていることが、日本の健全な外交関係を妨害し、今や、他国に脅威を与えているからです。憲法の前文では、諸国民の公正と信義に信頼するといいながら、背後には、世界最強の米軍がちらつく。これでは、日本は、戦争を廃棄し、兵力を捨てた国とは到底言えない。しかも、小泉首相が、靖国の参拝その他で戦争被害国をいらつかせ、衣の下のよろいを見せるように背後の米軍をちらつかせる。これは、あまりにも酷すぎ、憲法に謳い約束したこととは違う、二枚舌外交といわれても、国民は、反論できないでしょう。
今日の世界の情勢をみるとき、このような憲法の違犯状態を続けるわけには、いかなくなってきており、米軍の駐留を合法化するための憲法改正が、急務となっています。そのための最大の障害が、国民主権。そこで、窮余の一策として、前に述べたように、言葉としては、一応認めるが、本質的には、抹殺することを決めたというわけです。これには、元首相の中曽根さん怒り心頭。でも、これは見え見えのポーズ。主権を眠らせる為の策謀。これで、自衛軍を作り、米軍の駐留も引き続き出来るようにして、さらに、改正をすすめ、国民主権を完全に抹殺する腹積もりといえましょう。ここまでやるなら、私のひとつの考えですが、国民主権の立場からの日本の防衛の必要性を満たす案として、自分自身、極端ともいえるものを提示させていただきました。
米軍には、撤退願って、国民が、自主的に、憲法の範囲内で、国を外敵の侵略から守るには、知恵を絞る必要があると思います。これまでような、日本の安全をすべてアメリカに任せるのは、知恵がなさ過ぎます。国民主権を削り、自衛軍を作るというのは、危険過ぎます。それであのような提案になったのですが、これを可能にするのが、日本の世界に冠たる先進的科学、技術力であります。国民主権のもとで、更なる発展を図り、これを軍事や軍備に転換する方途を探ることが、日本の将来の科学、技術、産業にとっても、日本の安全にとっても、また平和を求める世界中の国民にとっても最上の策と思われます。
もし、兵力を解除する方向が、世界の賛同が得られれば、世界の軍縮に繋がり、大量殺戮、抹殺兵器の技術が、世界の平和勢力の財産として蓄積され、各国間の平和同盟も強化され、世界の恒久平和の一歩を築く礎ともなるかもしれません。日本の頭脳は、それを可能にする能力を秘めていると確信します。軍隊をもたない、科学、技術の知識を駆使する防衛機構。この構想は如何でしょう。これに関連して、大量殺戮技術の流出、使用には、即刻死刑などの厳罰に処するなど法体系を整備し安全に万全を期する必要のあることは勿論であります。
投稿者:chaka at 07:37
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