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(回答先: これがすべての構図です [きっこの日記] 投稿者 white 日時 2005 年 11 月 30 日 18:54:26)
□耐震偽装“黒幕!?”浮上、建築業界では教祖的存在 [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/construction.html?d=30fuji64344&cat=7&typ=t
耐震偽装“黒幕!?”浮上、建築業界では教祖的存在 (夕刊フジ)
耐震強度偽装問題で、休業に追い込まれているビジネスホテルの多くに、同じ経営コンサルタントが関与していたことが30日、明らかになった。「早く安く」「大変高利回り」というビジネスモデルを作り出し、これまで全国で230以上のホテルを手がけた建築業界の“カリスマコンサルタント”。多くの偽装マンションを手がけた木村建設とも蜜月状態だった。コストを極限まで抑えた「経済設計」の理論的指導者だったが、偽装問題の“黒幕”ともささやかれている。
29日の衆院の参考人招致でも指摘された経営コンサルタントは、総合経営研究所(総研、東京都千代田区)の内河健所長(73)。
総研によると、1000社を超えるという顧客の99%が建設業界といい、特にビジネスホテルは専用の部署を設置。これまでに全国238のホテルを指導してきたという。
「遊休地利用ビジネスとしてホテル経営をすることになり、総研にコンサルティングを依頼した。設計を担当した『平成設計』も紹介された」と明かすのは、休業した長野県内のホテルの担当者。
平成設計は、木村建設の木村盛好社長(73)の妻が社長を務め、構造計算を姉歯建築事務所に下請けさせていた。
三重県内のホテルの担当者も「総研にはいろいろとお世話になった経緯があった」と話す。
「内河氏は、一部建築業界では“教祖”のような存在」とは、不動産業界関係者。関西の大学の経済学部を卒業後、コンサルタント業務を開始。建築は畑違いのようだが、徹底的なコストダウンで儲けを出す指導で、「全国各地で建設業経営の実践指導に携わり、多数の信奉者を持つ」(同社HP)に至った。
その「信奉者」の1人がヒューザーのマンションなど、偽装が明らかになったビルの建設を請け負った木村社長だった。元々鉄骨の下請け業だった同社は一時、事業が傾くが、内河氏に出会って「業績が上向き始めた」(木村社長)。
木村建設は「総研グループ」の一員となり、内河氏と2人3脚でビジネスホテル建設で全国に進出。業績を飛躍的に伸ばした。
木村社長は過去に、「ずっと堅実・順調に経営してきましたが、突然転機が訪れました」と、“神がかり”的転機があったことを匂わせている。
内河氏の手法は、「駅前」など立地の利便性にこだわり、部屋の広さ、初期投資は最低限に抑える−というもの。鉄筋・鉄骨などのビルの建築費は坪単価で70万円を切らないが、内河氏がコンサルティングした東北地方のあるホテルは、坪単価30万円代という木造住宅並みの安さ。部屋を「箱」として、中の家具までタイで作り、輸入して積み木のように積み上げるという工法だった。
内河氏はタイをはじめ海外にも人脈が豊富で、海外から輸入した工法は木村建設が次々と実践していった。「素人でもできるスピード工法」などと、マンションなどにも取り入れていた。
当の内河氏は、「タイから帰国しましたが、体調を崩しております。いずれ会見を開き、お話させていただきます」(総研)としている。
総研は東京電力傘下の不動産会社、JR西日本など、大手企業のビジネスホテルにも関係しており、手がけたビルはあまりにも多い。「『内河教の信者』とも呼ばれる信奉者は、木村氏だけではない」(不動産業界関係者)。“闇”は、さらに広がるのか。
■総研一問一答
総研の内河健氏は同社総務部を通じ、夕刊フジの取材に答えた。主な内容は以下の通り。
−−木村建設との関係
「特別な資本関係、人材交流はない。木村建設が『グループ』と称していることも、木村建設が勝手に表現しているだけ」
−−平成設計との関係
「関係はないが、平成設計はホテルの設計を数多く手がけ、デザイン・仕様についての提案の対応が良かったので、ホテルオーナーに紹介した」
−−平成設計を通じ、姉歯秀次建築士が行った不正への認識は
「全くない。報道で初めて知った。姉歯氏とは面識はない」
−−建築費が安すぎるとは思わなかったのか
「当社の経営指導の得意分野に建設工事のコストダウン工法がある。各国を内河が飛び回り、値段の安く品質・性能がよいものを必死に探し、当社が経営指導している建築会社に紹介している。安くよい資材を取り入れた建設会社は、グレードが高く、性能が良い建築物が提供できる」
−−ホテルの休業について
「大変心を痛めている。早期再開できるよう応援していく」
−−極端に格安の坪40万円のホテルがなぜ可能か
「このような(工法は)紹介はしていない」
「1人の、これまで存じ上げなかった建築士により、築き上げてきた信頼を失うことは晴天の霹靂です」
[ 2005年11月30日18時0分 ]
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