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(回答先: 新世紀人さんが打ち鳴らす気付きの鐘。 投稿者 張良 日時 2005 年 11 月 29 日 21:26:32)
「呪い」と言う言葉を選ぶ事に抵抗があったのですが、
的確に表現できる言葉を見つける事ができなかったので止む無く使いました。
あの最後のところは読者の方々はパスしてくれるだろうと思いつつ、触れて書いてしまっていたのです。
ですから、目を付けられた事に少し驚いています。
「日本の政治には、蓋が被されている。どうしても明るいところへ出られない。左の人でも右の人でも、また政治家の多くの人たちは真剣に政治を良くしたいと考えている。その事が私には解る。しかし、にもかかわらず、どうしても日本の政治は広い地平に出る事ができない。不思議である。」
この様に十年ほど前に思い始めたのです。
私は、政治家を目指したわけではありませんが、政治に関わった経験は長かったので、
「日本政治の限界」について早くから気付いてはいたのですが、なかなかその謎が解けなかったのです。
目を付けられたので、時間に限りがあるので詳しくは書けませんが、概略を書いておきます。
明治維新から現在に至る「近代日本の政治体制」の「在り方」が限界を招いているのです。
これは、鹿島昇さんを始めとする多くの方々が指摘されているように、明治維新がクーデターによる政権奪取により行われた事が不幸の始まりなのです。
「権力欲と怨念」により政権が成立した事が、明治以降の政治権力を偏狭な性格のものにしてしまいました。
権力欲は、徳川幕府から西南雄藩の人達と一部の公家達が政権を自らのものにしたいと考えた事であり、
怨念は、徳川幕府に対する西南雄藩の「関が原以来の怨みつらみ」であり、また南朝残党の人達の北朝への怨念です。
これら怨念と権力欲に始まった政権は、対象者を弾き出すので、対象とされた人達の心の反発を招き協力を得られなくなります。
また霊的な対応でも、たとえば戊辰戦争で朝敵とされた人達の霊を所謂官軍の人達の霊と対等に扱わなければ、霊的な協力を得られないだけでなく、その無関心を招きます。
従って、国家的な一致団結には程遠い結果を招きます。従って外国相手には敗戦となります。
しかし、なんと言っても日本人が渡来人と共に行い、また後世では日本人だけで行った「最大の罪」は「天皇の暗殺」でしょう。
この事が日本では何度も行われています。
しかし、この事は決して明らかにはされず、無かった事にされているのです。
「キリスト殺し」は最大の罪とされていますが(その実在性には異論はありますが)、「天皇殺し」はそれ以上の大罪です。
政治家の暗殺は、その事実が知られている事が多いのですが、
「天皇の暗殺」はその事実すら闇に葬られています。
暗殺という行いは「天皇の意味・意義」について無知である事から発するものであり、それを知ったら出来るものではありません。
しかし、一旦おかされた間違いには、無知が理由にあろうとも必ず反作用が生ずるのです。
果たして、暗殺の事実すらを闇に葬られた天皇の想いは、それは如何なるものでありましょうか。
人民を愛するがゆえに激しく、決して消えるもではないと考え得るでしょう。
その事に人民が気付き、解消がなされるまでは。
解消とは、「無念の想い」を「お慰めする事」です。
具体的には、「御祀り」と「政治的変革」がなされる事です。
暗殺は「反逆」でしかなく、それによって造られた政権を自らの手で解消しない・出来ない人民には「呪い」が掛けられ続ける事が不自然ではないと私は考えるのですが、如何でしょう。
権力者達は天皇を暗殺しても、天皇の存在そのものを無くす事は出来なかったのです。
その事にも、「天皇の意義」は隠されています。
天皇に無関心の人、また反発を止められない人には読みにくい一文とは思いますが、その人達は天皇の暗殺を行うような人達ではないので、私は気にしないことを書いておきます。
暗殺は、それを疑われている孝明天皇だけではなく、南北朝時代においても、また古代においても何度か行われています。
真に罪深い事です。これを知らねば日本と日本人は這い上がる事は出来ないと考えています。
南朝であろうと北朝であろうと無闇に否定してはいけない筈です。
まず意義を探るべきでしょう。
皇室典範改変問題を無意味なものに終わると考えています。
継承の事は皇室にお任せするべきでしょう。
良く纏められた参考文献です。↓
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/html/history/honbun/nanboku4.html
http://www.infact-j.com/kashima/welcome.html
2 81 +−(『90』)
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