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木村建設 手抜き工事追及へ GS藤沢、設計・販売に続き
耐震強度偽装事件で警視庁など合同捜査本部は二十三日、「グランドステージ(GS)藤沢」(神奈川県藤沢市)の強度をさらに低減させた「手抜き工事」の建築基準法違反容疑でも、木村建設を追及する方針を固めた。GS藤沢をめぐっては姉歯秀次元建築士(48)の同法違反容疑に加え、建築主のヒューザーによる宅建業法違反の疑いがあるが、木村建設にも施工者として第三の容疑が浮上した。木村建設は他の複数の姉歯物件でも設計元請けとして偽装に関与した疑いがあり、合同捜査本部で全容解明を進めている。
国土交通省は偽装発覚後、姉歯物件について建築確認時の「構造図」を基に耐震強度を試算し、GS藤沢の耐震強度は基準値の28%と算出。ところが、藤沢市が建設段階で施工業者が作成する「施工図」などを基に実態に即した耐震強度を再計算したところ、13ポイント低い15%だったことが判明した。震度5弱で倒壊の恐れが指摘されており、合同捜査本部は不適切に水が加えられ薄まったコンクリートが使用された疑いも指摘されることなどから手抜き工事があったとの疑いを強めている。
一方、衆院国土交通委員会で今月十四日に開かれた証人喚問で、木村建設の篠塚明元東京支店長(45)は「GS藤沢は構造図と施工図に違いがあった」との質問に「作図のミスはあったと聞いている」として、図面上の違いに過ぎない点を強調。疑惑を否定している。
建築基準法では、建築物の耐震強度を確保するよう構造に規定を設けており、設計業者のほか、設計図面通りに工事をしなかった施工者にも罰金五十万円以下の罰則が科される。
違法なコストダウン設計で建設された危険なマンションを買わされるという詐欺的構図に、手抜き工事の問題は直結しない。だが合同捜査本部では、姉歯物件の設計段階で中心的に関与した木村建設が、施工段階でも不正をしていたことの立証は構図全体の詐欺性を裏付ける重要な意味があるとみている。合同捜査本部は設計と施工、販売のすべてで疑惑が発覚したGS藤沢を、事件を象徴する物件と位置づけ捜査を進める方針。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/24iti003.htm
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