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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051222k0000m040158000c.html
伊藤公介元国土庁長官(68)=衆院東京23区=の資金管理団体と自民党支部が97年から02年に受けた献金計1764万円が政治資金収支報告書に記載されず、使途不明になっていたことが分かった。毎日新聞はカネの流れを示す領収書29枚を入手した。献金した政治団体「西多摩夏冬会(かとうかい)」幹部(58)は「裏金として処理されていた」と証言した。伊藤氏側は今月、02年分146万円について収支報告書を訂正した。
伊藤氏の資金管理団体は「東京公友会」で、自民党支部は同氏が代表の「東京都第23選挙区支部」。公友会と支部が発行した領収書によると、97年から02年まで、夏冬会から毎年、146〜435万円の献金を受けている。公友会は計1229万円、支部は計535万円に上るが、両団体の政治資金収支報告書には一切、記載がなかった。夏冬会の報告書には02年分のみ146万円を寄付したとの記載がある。夏冬会は東京都青梅市など西多摩地区の伊藤氏の支援者で作る団体。
夏冬会幹部の証言では、伊藤氏の要請で2カ月に1度ほど現金数十万円を議員会館に持参し、領収書をもらったが、「裏金」として処理されたという。幹部は夏冬会の収支報告書について献金分は領収書が要らない「1件5万円未満の支出」として処理されたとみている。
幹部は「伊藤氏の指示で夏冬会を結成した。01年秋ごろ、収支報告書の不記載に気づき、怖くなって伊藤氏にやめるよう進言したが、伊藤氏から『会員を増やせばいい』とだけ言われた」と語る。このため02年に夏冬会を解散し、同年分の夏冬会の収支報告書は自身で正確に記載したという。
99年分まで公友会などの収支報告書記載を担当した元秘書は「公友会発行の領収書のうち4枚は自分の筆跡だ。だが覚えていないし収支報告書になぜ記載しなかったか分からない」と話した。
伊藤公介事務所は取材に「02年の公友会と支部の収支報告書には寄付が確認されたので記載漏れを訂正した。(その他は)事実関係を調査中」と書面で回答した。
伊藤氏は耐震データ偽装事件に絡み、建築主の不動産会社「ヒューザー」(東京都千代田区)の小嶋進社長から献金を受けていたほか、問題公表前に、小嶋社長らを国土交通省課長らに引き合わせたことが明らかになっている。
【青島顕】
毎日新聞 2005年12月22日 3時00分
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