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何度でも書く。三河の田舎会社であるトヨタに高級車をつくる資格は無い。とうぜん、F1に出場する資格も無い。
ましてや、田舎トヨタが、アルファロメオが好きな平成天皇のクルマを開発中なんぞ言語道断。不敬である。
高齋正著『ここまで堕ちた自動車業界』(論創社)より。
2002年7月に、英国のグッドウッド・サーキットで「Goodwood Festival of Speed」が開催された。往年のレースで活躍した歴史的なクルマとそれを走らせた人たちが集まって、クルマを走らせるイベントである。
http://www.goodwood.co.uk/fos/
トヨタはそこに、グランプリカーのTF102と、セリカのサファリラリー仕様と、同パイクスピーク仕様と、走れる状態に復元して日本から運んだトヨタ7を持ち込んだ。
このイベントに参加することは、レース界におけるトヨタの存在をアピールするためにも、よい企画であった。しかし、文化のなんたるかを知らない田舎者の行動により、せっかく出場したのに最大の効果を得ることができなかったばかりでなく、逆効果になってしまった。
クラシックカーにはそれぞれ固有の歴史がある。出場したトヨタ7はオリジナル塗装と違う赤に塗られていた。赤色に塗り替えた段階で、別の色であったオリジナルのトヨタ7は、その固有の歴史を否定され、赤いトヨタ7の偽物になりさがってしまった。
しかも、このトヨタ7を、現役であった時に走らせたチーム・トヨタのドライバー運転させなかったことである。
こういうイベントは、クルマだけでなく往年の名ドライバーたちも主役である。トヨタ7やトヨタ2000GTが走っていた時代のワークス・チームであるチーム・トヨタに在籍した現役ドライバーであった、津々見友彦と見崎清志が日本にいるし、地元イギリスにも鮒子田寛が在住している。そういうドライバーに声をかければ、喜んで運転してくれたはずである。
メルセデスは1955年のミレミリアで優勝した722番の300SLRをマクラーレン・メルセデスに乗って世界チャンピオンになったハッキネンに運転させるようなことはしない。あくまでもスターリング・モスに運転させている。
ところが、トヨタはトヨタ7をトヨタF1チームのドライバー、若造のアラン・マクニッシュに運転させた。
トヨタはクルマしか視野になかったので、このイベントの文化的な意義をまったく理解しておらず、クルマとともに往年の名ドライバーやチームオーナー、名設計者など、人間も主役であることを理解していなかった。
さらに悪いことに、斎藤明彦副社長にトヨタ7を運転させてしまった。
トヨタ7では、現役時代に死亡事故が起きている。
http://www.mmjp.or.jp/60srace/TheYoungSoldiers3.html
シロウトがこういうレーシングカーを運転することは、クルマに対しても、イベントに対しても失礼である。副社長がスーツ姿でサーキットに顔を出すだけだったら、主催したイギリス人たちや、他の出場者たち、さらには観客たちが、「トヨタはこのイベントを高く評価しており、財政的に支援しただけでなく、副社長自ら出向いてきた」と喜び、賞賛されたことであろう。
ところが副社長がトヨタ7を運転したことで、評価が逆転してしまった。トヨタがこのイベントのスポンサーなので、公式には何もいわないが、関係者は腹の中で「目立ちたがり屋が運転して…」という評価になったのである。
英誌『モーター・スポーツ』は1924年からの歴史を誇る雑誌であるが、当然の事ながら「Goodwood Festival of Speed」を4ページにわたって紹介していた。しかし、そこにはトヨタという文字は2ヶ所ほどあっても、イギリスに初登場のトヨタ7をはじめ、トヨタ車の写真を1枚も載せていなかった。これがイギリスのモータースポーツ専門誌の見識である。
副社長が軽いクラッシュをしてトヨタ7の応急修理が必要になったことは、トヨタのプレスリリースにも、このイベントの様子を伝えた自動車メーカーに接待漬けの日本の自動車雑誌にも書かれていなかったが、7月末の新型車発表会で、モーター・ジャーナリストたちのあいだで話題となっていた。
クラッシュしたことは結果であり、クラッシュしなかったらそれでよかったというものではない。
トヨタ7の開発にかかわったことのない副社長に運転させたことで、トヨタはモータースポーツという文化を理解していない三河の田舎会社であることを、世界に示してしまったのである。
トヨタ7は03年のグッドウッドでも斎藤明彦副社長に運転させている。
そして、トヨタに招待されてグッドウッドまで取材に行った御用記者たちは、トヨタが喜ぶことだけを書く。トヨタ7がイギリスを走ったことを讃える記事を、写真とともに雑誌に載せて、国内の宣伝の片棒をかついだのである。
そして、04年6月のグッドウッドでは、トヨタ7に替えてトヨタ2000GTのアメリカでのSCCAのレースに出場したレース仕様車を走らせたが、当時のアメリカ人ドライバーに運転させずに、性懲りも無く、斎藤明彦副社長の運転で走らせた。
文化とは人間の営みであることをトヨタ自動車は知らず、ただ自動車という商品だけを見ている。そして、歴史も伝統も文化も理解していない三河の田舎会社であることを、あらためて世界に示した。
先月19日、東京モーターショーをこぞってメディアは報じたが、同じ日の朝、過去最大規模の自動車リコールが、ひっそりと報じられた。
世界最大規模の田舎自動車メーカー、トヨタ自動車の「カローラ」など16車種、合計127万台にヘッドライトやブレーキの不具合ががあり、トヨタが国土交通省に届けたというものであった。
この過去最大規模のリコールをトップで報じた全国紙は朝日新聞だけ。これが、三菱自動車だったら、鬼の首をとったかのような報道がなされたであろう。
トヨタは年間1000億円の広告を、あらゆるメディアに出稿する日本最大の広告主。スキャンダルは書きにくく、なるべく扱いを小さくするのは業界のジョーシキだとか。
これって、広告を利用して、マスゴミを牛耳っている『創価学会』のメディア支配の構図と同じだ。
そういえば、トヨタは、聖教新聞にも広告を出している。
投稿者:死ぬのはやつらだ at 00:30
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