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偉そうにしている小泉首相  金正日に敗北  何のための日朝協議これからの継続
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投稿者 黄昏時のパルチザン兵士 日時 2005 年 11 月 11 日 20:12:39: WCbjO5fYf.pMQ
 

自滅するまで手を出すべきではなかった小泉純チャンの政治外交の無能力に6カ国協議参加国が困っているというのが現状真相


いくらやっても拉致問題は永遠に解決しないし、お気の毒だがそれは日朝間のノドに刺さったトゲ

放っておけばよかったのに、小泉愚鈍首相が金正日の罠にはまったばかりにニッチもサッチもいかなくなっている日朝間の戦争状態


北朝鮮の核問題を話し合う5回目の「6者協議」が、きょう(9日)から北京で3日間の日程でスタ−トした。
日本政府は先の「日朝協議」に続いて、拉致問題を取り上げる方針だ。しかし、残念ながら「日朝2国間交流」や「6者協議」を何十回、何百回続けても、拉致問題は永遠に解決しない。
「11月3,4日に行われた日朝交渉は、初日に7時間、2日目も5時間話し合われた。しかし、拉致問題の進展はゼロです。日本は『拉致問題は避けて通れない』と迫ったが、北朝鮮は『拉致問題は解決済み』という態度。協議終了後、日朝政府は対話継続≠確認し、外務省の斎木審議官は『協議は有益だった』と語ったが、単なるセレモ二―に終わっただけです。こんな形だけの協議をいくら続けても、本質的な解決にはつながりません」(駒沢女子短大教授・渡辺光一氏)
実際、独裁国家の北朝鮮と官僚レベルの交渉を重ねても時間の無駄だ。金正日総書記が「全員、日本へ返せ」と決断しない限り、一歩も動かない。
それどころか、いまや「拉致問題」は日本政府にとっても北朝鮮にとっても、ノドに刺さったトゲになっているフシがある。
「小泉政権も北朝鮮も、ホンネでは拉致問題を終わりにしたい≠ニ考えているのではないか。日本政府は世論の手前、拉致問題に取り組んでいるだけだし、北朝鮮もこれ以上、日本の世論を悪化させたくないから日朝会談≠ノ付き合っているようにしか見えません。拉致問題さえなければ、小泉首相は日朝国交正常化をやって歴史に名を残せる。金正日総書記も経済援助を引き出せる環境をつくりたい。しかし、拉致問題あがるため、日朝問題はニッチもサッチもいかないのです」(外交事情通)
こんな構図にはまり込んだ拉致問題は、解決不能になっているのだ。


小泉が余計なことをやって、事態をこじらせた
日朝協議がいくらやっても堂々巡りになってしまったのは、小泉首相が功名心に走り、金正日の罠にはめられたためだ。
小泉の1回目の訪朝(03年9月)当時、北朝鮮は深刻な政権危機に直面していた。食糧・燃料不足で経済は崩壊寸前。ブッシュ政権からは「悪の枢軸」と決め付けられ、いつ体制転覆を仕掛けられるか分からない状態だった。そこで金正日は、日朝国交正常化で経済援助を引き出し、小泉首相を通し、米国から体制保証を取り付けようと首脳会談を持ち掛けた。
「放っておけば北朝鮮は自壊する可能性があった。そんな時期に小泉首相が、金正日の誘いに乗って出掛けていったことが失敗の始まりです。金正日は、首脳会談で国交正常化のネックだった日本人拉致を認めて謝罪、『8人死亡、生存5人、不明1人』で決着させようとした。その場で小泉が『これでは納得できない』と再調査を迫り、共同宣言への署名をペンディングする行動を取っていれば、その後の展開は違ったものになった。ところが、小泉は北朝鮮側の説明をうのみにして平壌宣言にサイン。そのため北朝鮮は日本政府も『3家族5人の帰国』で手を打つものと受け止めた。しかし、5人の帰国後、小泉政権は世論の批判で豹変=B将軍様のメンツ丸潰れで北朝鮮も引っ込みがつかなくなり抜き差しならぬ関係になったのです」(外務省関係者)
政府認定の拉致被害者は「11件16人」だが、被害者数は100人とも200人ともいわれる。警察庁が拉致の可能性があるとして告発を受理しているのは約430人。小泉が余計な手を出さず、北朝鮮を自壊に追い込んでいたら、3家族13人だけでなく全員帰国が実現していたかもしれない。
「北朝鮮の拉致問題を交渉で解決することは極めて難しい。大量拉致を認めるわけにいかず、『知らぬ存ぜぬ』で押し通すしかない。ク―デタ―や民衆蜂起による政権崩壊がなければ全面解決はありえないのです」(国際政治学者)
外交のイロハも知らない小泉が、余計なことをやって今の戦争状態を引き起こしたのである。


拉致は未解決のまま、カネだけ取られる最悪
このまま拉致問題で膠着状態が続いていけば、結局、日本はカネだけ取られかねない。拉致問題は未解決のまま、核だけ決着する可能性があるからだ。
「北朝鮮の核問題が急転直下、決着する可能性はゼロじゃありません。6カ国のうち、日米を除く4カ国は、早く協議をまとめて北朝鮮に核を放棄させ、かわりに経済支援に乗り出すシナリオを描いている。日米だけが消極的だった。ところが、ここに来て米国も態度をを軟化させ始めているのです。北朝鮮に見返りを与えてでも核問題を解決しようとしている。日本が拉致問題にこだわり続けていることを、残りの5カ国が迷惑がる空気さえ生まれつつあります」(外交関係者)
日本が孤立したまま、話がどんどん進められる恐れがあるのだ。
「北朝鮮の核問題が解決したら、当然5カ国は日本にも北朝鮮への経済支援、エネルギ―支援を要請してくるでしょう。その時、日本政府が『拉致が解決しない限り、北朝鮮に経済支援はできない』と突っ張れるかどうか。これまでの外交は『国際協力をせざるを得ない』という理屈で、米国に言われるままにカネを出してきた。核問題が解決したら、正念場に追い込まれるのは、北朝鮮より日本政府になる恐れがあります」(国際問題評論家・高橋正氏)
人気取りしか頭にない外交オンチ首相のために、日本外交は袋小路に迷い込んでしまっている。

日刊ゲンダイ 2005 11 10

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