★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK16 > 853.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
今、米国で「ザ・コスト・オブ・エブリデー・ロープライス(The Cost of Everyday Low Price)」というドキュメンタリー映画が話題になっています。
これは全米最大の雇用主にして、最大の搾取企業、そして労組を敵視し、低賃金の従業員にフードスタンプ(食糧配給制度)と生活保護を申請するように指導している大規模小売店「ウォルマート」についての映画です。
「ウォルマート経営」の非人間性についてはブログ「暗いニュースリンク」に翻訳が載っている「ウォルマート星人、地球を侵略」を読んでいただければわかりやすいかと思います。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/08/by_1.html
このような、資本家はますます肥り、労働者はますます貧しくなる「ウォルマート経営」こそ「小泉改革」なるものの終着駅でしょう。「ウォルマート」問題は他人事ではないのです。
さて、この反ウォルマートのドキュメンタリー映画ですが、話題になるにつれ、ウォルマートと(米国帝国主義の豚)とその飼い犬からの攻撃も非常に激しくなっています。
私が見た中で一番露骨にこの映画を攻撃したのはCNNです。二週間ほど前ですが、この映画を特集すると言いながら、特集の半分の時間をウォルマート創業者にインタビューしたというジャーナリストとキャスターの「ウォルマート賛美」に費やしました。
そして残りの半分の半分、つまり特集時間の四分の一は、なんと米国でほとんど話題にさえなっていない、「ウォルマート賛美」ドキュメンタリー映画の紹介に費やしたのです。
もちろん「ザ・コスト・オブ・エブリデー・ロープライス(The Cost of Everyday Low Price)」の紹介時間にも中傷を忘れていませんでした。この映画の資金はどこからきたのかを視聴者に疑わせるかのような内容だったのです。
あんまり酷い偏向報道なので、日本のCNN支局に抗議でもしようかと思ったくらいです。と思っていたら、やってくれましたよ。日本国内での偏向報道の王様「フジ産経グループ」も。
ウォルマート、バッシングに反撃 米経済への影響で報告書
ttp://www.business-i.co.jp/news/world-page/news/200511070006a.nwc
内容的にはほぼCNNと同一です。「ザ・コスト・オブ・エブリデー・ロープライス(The Cost of Everyday Low Price)」を紹介しつつ、実はウォルマートの手先として擁護報道をしているというやつです。
唯一CNNと違うのは、ウォルマートが大手PR会社エーデルマンとも提携し、同映画やウォルマート反対派の活動への対抗策に乗り出しているときちんと書いているところです。
CNNはその点、ウォルマート創業者と接点があるジャーナリストの口を通して、「ウォルマートも対策を考えるようだが、ウォルマート創業者は基本的にこういう言いがかりは無視する大人な人」みたいなことを喋らせていましたから。CNNよりはフジサンケイビジネスアイの方がまだましというところでしょうか。
そういえば、CNNは以前マクドナルドを食べて死にそうになる「スーパー・サイズ・ミー」への中傷記事もwebに掲載していましたっけ。「実際はマックを食っても健康だ」と主張する(誰も見なかった)ドキュメンタリー映画を紹介する形で。
↓「スーパー・サイズ・ミー」の紹介
映画「オランダの光」と映画「アメリカの光(?)」
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1099.html
投稿者 鷹眼乃見物 日時 2004 年 11 月 26 日
Wブッシュを皮肉るパロディアニメ[AML 0458]----Second Termは爆笑もの
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/486.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 2 月 19 日
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK16掲示板