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11月9日―メディアを創る
ハンセン病台湾訴訟に動かぬ小泉首相
殖民地統治時代の台湾のハンセン病療養所入所者が日本政府に補償を求める訴訟について、10月に東京地裁で原告勝訴の判決が下されていた。その判決に対し政府は11月8日控訴した。「残された時間」が少ない平均年齢81歳を超える原告は怒りを強めているという。
これに関して思い起こされるのは、鹿児島の元患者13人が国に賠償を求めて熊本地裁に提訴した際の判決のことである。国側が敗訴した時、小泉首相は原告団の訴えを聞いて控訴断念を決断した。2001年5月、小泉政権が発足して間もない時のことであった。控訴に向けて準備を進めていた事務方に対し、「元患者の苦痛を放置できない」と控訴を断念させ、「政治が法律論を打ち破った」と話題になった。
あれから4年半、今度の国の敗訴では小泉首相は沈黙を守ったままだ。それどころか官邸サイドからは「政治判断はしない」と、控訴手続きを進めるよう厚生労働省に伝えていたという。
何故なんだろう。「元患者の苦痛」は同じのはずだ。しかも4年前より小泉首相の一言ははるかに強くなっている。台湾人にサービスをしてみても票にはならないということなのか。
この件に関し、11月9日の毎日新聞は次のように書いている。
「・・・前回とは状況が違う。4年前は小泉政権が発足してわずか一ヶ月。民意を味方に政権の安定を図ることが必要な時期でもあった」
なるほど、小泉首相には、「元患者の苦痛」を本当に考える気持ちは、最初からなかったということだ。
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