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http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/post_fb4d.html
あ゛ー、一つの単語の意味が分からないがために、とても興味深い記事が紹介できないでいます。分からない単語というのは、 désamour というフランス語の単語です。Amour (愛)に否定接頭辞が付いたものだというところまでは容易に察しがつくのですが、意味するのは「愛の不在」?「愛の終わり」?「失恋」?「片思い」?「倦怠期」?「憎しみ」? 私の持っているフランス語の辞典には載っていないんです。ラルース大辞典には "cessation de l'amour, de l'interet pour qqn pour qqch" (愛や、だれか、もしくは何かに対する興味の終息)という定義が載っているという情報あり。ジルベール・ベコー(この名前を知っているか否かで世代判定ができそうな気もしますね)が "La Saison du désamour" という歌を歌っていたという情報あり。
で、興味深いというのは仏リベラシオン紙の "Le capitalisme n'a pas la cote chez les Français" (フランスでは資本主義は人気がない)という11月4日付けの記事です。冒頭で "Entre le capital et les Français, c'est le grand désamour." と報じています。同紙が10月末に行なった世論調査によると、フランス人の3人に2人が資本主義を否定し、過半数(51%)が社会主義を支持しているとのこと。(小泉内閣の採る)新自由主義経済が斥けられ、41%が「資本主義は搾取だ」と考え、45%が「資本主義は少数による富の蓄積だ」と考えているとされています。多くの人が資本主義が貧富の格差を拡大させていると認識しているようです。これらの結果は、職種によっても、ほとんど傾向が変わりません。しかし、これらの世論を既存の左派政党がちゃんと代弁しているかというと、そうでもないようです。
日本の(特に若年層の)失業率が二桁台に達するころ、これらの結果とほぼ同一な数値を私たちは目にするだろうと私は考えます。それまでに、セクトや党派の壁を越えて、そういった「呪われた」人々の受け皿を左翼が用意しておくことが火急の課題であると私は思います。連帯を!
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