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「しんぶん赤旗」2005年11月7日(月)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-11-07/2005110701_02_1.html
日本共産党の小池晃政策委員長は六日、NHK「日曜討論」に出演し、医療費の一定額を保険対象外として自己負担を求める「保険免責制度」について、「医療保険の根本をこわすものだ。受診を事実上禁止するようなことになりかねず、絶対に入れるべきではない」と強く批判しました。
同制度は、厚生労働省の「医療制度構造改革試案」に盛り込まれています。小池氏は、「『小さな政府』の議論のなかで、この話が出てきたことが『小さな政府』論の本質をあらわしている」と指摘。「国民は、政府のムダな部分を削るのかと思っているが、実際は国民にとって大事なサービスの範囲を切り縮めることだ。『小さな政府』が大きな負担を国民に押し付けることになる」と批判しました。
自民党の中川秀直政調会長は「(免責制度を盛り込んだことは)若干問題があった」とのべ、公明党の井上義久政調会長も「保険免責制度はとるべきではない」とのべました。
小池氏は、「薬剤費の比率が欧米に比べて高い問題や、高額な医療機器の問題は見直しが必要だ。同時に日本の医療費はG7参加国で最低になっており、やみくもに医療費を削れという議論は正しくない」と主張しました。
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