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女たちの断末魔の叫びを聞け!!
なぜAV女優の不審死は社会問題化しないのか!?
すべての始まりはAVと政治を結びつけた「AV新党」にあったのか――――――!?
不審死を遂げたAV嬢たちは、何者かによって消されたのか――――――!?
林由美香、桃井望、倉沢七海・・・・・・、昨今では苺みるくの自殺未遂もあった。
最期を迎えるかたちこそ違えども、この業界では不審死を迎える女性があまりにも多すぎるのだ。そこから、一つの仮説が成立してゆく。
その死≠フ背後に巨大なる力が働いていたとしたら・・・・・・・・。
不審な死を遂げてゆくAV女優たち
さる6月、AV女優林由美香が自宅で謎に包まれた死を迎えたことは記憶に新しい。彼女の死を追悼する記事がいろいろな週刊誌やAV雑誌に載った中、過去の写真で気になるものが一点あった。それは94年に林由美香が「AV新党」の党員としてキャンペ―ンしている姿を写した写真だ。
「AV新党」は94年9月、翌年の参議院選挙の比例代表への出馬を目指し発足したミニ政党だった。党名の「AV」は「アダルトビデオ」ではなく「ABLE VOLUNTEER」(ボランティア推進)の略だという。しかし80名ほどいる党員のうち20人が現役のAV女優だった。つまり実質は「アダルトビデオ新党」だったのだ。この「AV新党」は「AVからモザイクをなくそう、政治からモザイクをなくそう」をスロ―ガンに政策発表会を行ったり、街頭演説を行ったりしたが、結局、参議院選挙には政党として登録することなく終わっている。
おそらく、バックに選挙ゴロの代議士なり総会屋なりがついていたのだろう。ミニ政党の中には当落線上の候補者への妨害を匂わせて出馬表明を公にし、手打ち金と引きかえに立候補をとりやめる総会屋的な活動をする輩がいる。すべての政党が真面目に政治への進出を考えているのではなく、大金が動く「選挙」というマネ―ゲ―ムに手を出し漁夫の利を狙う知能犯も多いのだ。「AV新党」も、実体はそうした類の虚構政党だったのではないかと考えられる。
その「AV新党」の宣伝写真に林由美香とともに、もう一人、ハッとさせる人物が写っていた。「AV新党」党首として常にフロントに出て行動していたAV女優・井上あんりである。
なぜ彼女を見てハッとしたか。それは「AV新党」での活動後、彼女は突然消息不明となり、その後、怪死の噂が流れたからである。私の頭の中で、林由美香の死と井上あんりの死というふたつの出来事が、フィルムを合わせるように重なった。
資料によれば井上あんりは85年に「ブィ―ナスの水滴」でデビュ―、ほどなく慶応大学の学生だということがニュ―スになって注目を集めた。実は慶応大学といっても通信教育コ―スで、しかも本業のAVが忙しく単位をとれず90年に除籍処分となっている。その頃の井上はストリップの舞台や、ピンク映画の出演が主だったようだ。林由美香との接点もピンク映画と考えられる。AV女優として10年選手に近ずき、ヌードの仕事が目立たなくなった頃に、井上あんりは突然、「AV新党」を発足させ、マスコミの最前線に現れた。ニュ―スはテレビのワイドショ―でも放送されたと記憶する。
ところが選挙が公示される頃になると、「AV新党」の話題はパッタリ消え、さらには井上あんりの所在すら分からなくなった。しばらくして、彼女が事故で亡くなったという噂がどこからともなく私の耳に入ってきた。96年頃だったろうか。記憶を辿れば、彼女は自宅の階段か廊下で転倒し、頭部打撲か何かの怪我で死亡した、というものだった気がする。
林由美香の死と違い、井上あんりの時代はAV女優という職業への差別意識が強く、彼女の死は新聞や雑誌で報道されることはなかったし、AV関係者が参列した葬儀も行われなかった。ゆえに、彼女の死は何か隠蔽されてしまったように思えた。その死が「AV新党」の活動と結びついていたかどうかは、はっきり言って分からない。しかし、6月の林由美香の死を知り、彼女も「AV新党」だったなと気がついて、急速に想像が駆け巡った。
AV業界と裏で密接に結びつく、巨大なる力の存在
林由美香についていえば、もうひとつ、ブルネイ王室売春スキャンダルへの関わりがある。ブルネイ王室売春は、93年に週刊誌で暴露され大きな問題となった事件だ。89年、昭和天皇の御大葬の礼が執り行われた夜、VIPとして参列した南シナ海の産油国ブルネイの王子たちにAV女優が高級売春婦としてあてがわれた。その事実を人気AV女優だった村上麗奈が告白したスキャンダルだ。暴露記事の出た当時は名前こそ出なかったが、実は林由美香も同じ夜、やはりブルネイ王族にコ―ルガ―ルとして捧げられていたのである。
AV女優がブルネイ王室のようなVIPに捧げられるのは、外交ル―ト、つまり政界関係者の介入なしには考えにくい。村上麗奈や林由美香以外でも、オフレコで国内・海外のVIPを売春婦としてもてなした、と漏らすAV女優がいた。どうやら政界とAV業界を結びつけている特別なル―トがありそうだ。そして、村上麗奈は現在、マスコミの表面から消えてしまった。今、どこでどう暮らしているのだろう。
「AV新党」も政界ル―トが絡んだプロジェクトだったのではないかと私は考えてみた。井上あんりも林由美香も、その政界ル―トにコネクションをもったAV女優だったのではないか。2人は、10年という時の隔たりこそあるものの、同じように自宅で謎の死を遂げている。その死は「政界ル―ト」となんらかの関係があるのではないか。特別な仕事を断ったり、トラブルを起こしてしまった時に、ケジメをつけさせられる、というようなケ―スと考えられるのではないか。
聞くところによれば、林由美香を検視した警察当局は、事件性はないとして早々と操作を切り上げたという。これは02年に起きたAV女優桃井望の不審死事件と実によく似ていると言えないだろうか。桃井望事件は他殺疑惑が取り沙汰され、遺族が警察の初動捜査ミスを主張して再捜査を求める行政訴訟にまで発展した。「警察は捜査しないまま無理心中と即断した」というのが遺族の主張であった。なぜ警察は捜査しないのか。なぜAV女優の不審死は社会問題化しないのか。これらについて私は、業界の背景に大きな政治の力がはたらいているように思う。政界とAV界を結ぶ巨大で邪悪な力、そうしたものが存在するならば、事件の謎は一瞬で氷解する。どこまで迫れるか分からないが、私は日々の仕事で、その正体を追求していきたいと思っている。
実話GON!ナックルズ12月5日増刊 不思議ナックルズVOL4
取材・文 相崎シュウ
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