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□中国政府は組閣人事にショックだろう/俵孝太郎 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1474528/detail
中国政府は組閣人事にショックだろう
小泉改造内閣の顔ぶれを見て、いま最も強烈なショックを受けているのは、北京の共産中国政権中枢だろう。
今回の人事は、1年足らず後に迫ったポスト小泉の総理総裁選びを念頭に、有力候補者を全員入閣させて「改革」の手腕を競わせ、適格者をしぼり込むのが狙いだとされてきた。小泉首相自身、総選挙中からこうした構想を示してきたし、その限りでは今回はいわゆるサプライズ人事はない、ともいってきた。
ところが、フタを開けてみると、永田町界隈で「麻垣康三」と呼ばれていたポスト小泉の4人の有力候補のうち、「麻」は横滑り、「垣」は留任、「三」は抜擢されたが、「康」だけは外れたのだ。
「康」つまり福田康夫元官房長官は、日中平和友好条約を結んだ父親の福田赳夫元首相の衣鉢を継いで、北京寄りの定評がある。対中土下座マスコミも、北京の独裁集団とは拝金主義者仲間である財界の一部も、小泉首相の靖国神社参拝に対する北京の干渉でギクシャクする「アジア外交を再構築する」ために、「福田外相」の実現を期待していた。外務省のチャイナ・スクールも、北京も、同じだ。
ところがその期待は見事に外れた。それだけではない。北京はかねがね首相、外相、官房長官の3人の靖国参拝は認められないといってきた。しかし麻生新外相も安倍新官房長官も、いままで節目節目に靖国神社に参拝している。これからもするだろう。
ポスト小泉の要件として、「改革」の継承は当然だが別のポイントもある、という点を内外に明確に示したのが、今回の人事の核心だ。財政資源をやたらバラまく経済政策がもはや通用しないように、対中土下座姿勢もいまや通用しないことを、北京も、国内の土下座派も知るべきだ。【俵孝太郎】
【2005年11月2日掲載】
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