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(回答先: 防衛庁：中期防の見直し検討 高速輸送艦を導入 ［毎日新聞］【米軍支援増強のために】 投稿者 あっしら 日時 2005 年 11 月 04 日 14:19:30)
海自も悩む「高速輸送艦」
米軍再編頭越し決定
「高速輸送艦って何？」。米軍再編の中間報告に登場する耳慣れない艦艇がナゾを呼んでいる。建造し、運用する立場の海上自衛隊でさえ、「これから検討していく段階」と首をひねる始末。何も決まっていないのに「日本の負担」だけが決まったことになる。
支援のための建造？７０００人減の引きかえか
高速輸送艦は米側が日本側に求める後方支援活動の中で「高速輸送艦（HSV)による海上輸送の拡大」と艦首を特定して書かれている。
だが、海上自衛隊が保有しているのは通常の輸送艦のみで、高速の輸送艦を建造する計画はない。「高速輸送艦を何に使うかのか」との質問に斉藤隆海上幕僚長は「来年の最終報告までに少しは議論が進むだろう」と述べ、海自の頭越しの決定だったことを示唆した。
中間報告の高速輸送艦が、米海軍が運用を開始したばかりの高速輸送艦「スウィフト」を指すなら、海兵隊１０００人と５５０トン物資を載せ、最高時速８５㌔で航行できる双胴型の高速艦。
米軍が採用した「シー・ベーシング（洋上基地）」と呼ばれる沖合の艦艇を出撃拠点にする軍事作戦にも使用される。
だが、艦艇を含め、自衛隊の装備品は日本防衛が目的。米軍支援を理由に高速輸送艦を建造するなら、極めて異例の事態となる。
防衛庁幹部は「中間報告では海兵隊では海兵隊７０００人の沖縄からグアムへの移転が盛り込まれた。人を減らす代わりに、金と輸送を日本に負担させようという思惑がみえる」と指摘している。
「東京新聞」11/05 朝刊
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