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(回答先: 国際比較で医師の絶対数が少ないことを隠したまま「適正配置」は無理 投稿者 どっちだ 日時 2005 年 11 月 04 日 22:22:06)
確かに大学病院やら中核病院に居るときは、日中は患者も多いし、難病も多いし、学会発表もさせられ(上を目指す人はそれは嬉しい。偉くなれたりする)に忙しいが、夜間や休日は交代で休めるし、当直も回ってくる頻度は少ない。が、当直は忙しい。上の先生に医学を教われる。反面、上下関係を含め、人間関係のストレスは多い。
一方、郡部は?
一般的に、給料は多い。日常的疾患がほとんど。稀な疾患や検査設備少なく、無理やり学会発表させられることも少ないが、むしろしにくい。夜間・休日も交代で休みにくい。当直の回ってくる頻度高い。が、呼ばれる頻度は少ない。教えてくれる先生も少ない。経験のない病気は医学書片手に自分で勉強で診療で、自分の専門にごだわれないから、専門外でも背伸びしてしないといけない。従って、ミスをやらかす可能性が増え、郡部の素朴な人はあまり訴えないしせよ、自責の念に駆られる。地域によっては、著しく「議会」で決まった仕事を無理やり押し付けられる。医学会のなかでは履歴書的にステータス低く見られる。出産の少ない地域に産婦人科赴任しても、1日中ほとんど暇だったりする。
更に、郡部で患者数当たり医師数の多い、少ないはもっと、勤務する医師の運命を左右する。運悪く郡部でも患者対医師の少ないところに赴任すると、郡部の悪いとこと都市部の悪いとこが共存したりする!
個々の医師の性格にもよるだろうが、郡部の24時間365日束縛感はやはりこたえる。小生も含め、年々、そんなに忙しくなく、そこそこ収入が得られればいいやという医師が増えて来ている気がする。
なら、都市の医者が郡部の医者の当直を代わったり、拘束を代わったりして、応援すればいいのだろうが、都市の病院なりに手一杯感がある。
結局、どっちださんのおっしゃる通り、総数の問題に帰結か?
いや、暇な町医者に都市の病院の患者を回して、余裕がでたところで、郡部に派遣がいいか?
しかし、やはりここで、「都市の病院」の経営問題を考えると、都市の病院も患者をやすやす手放したくないだろう。
そこへ持ってきて、長年、診療報酬下げてきた上に、更に診療報酬を下げたい人たちばかり!
恐らく、この問題はこのままでは悪化こそすれ、改善はなさそうだ。
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