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http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/50216324.html
「国民の皆さんが『やれ』ということであれば、ぼくはどんなポストでも受けます」。昨夜の報道ステーションで、古舘一郎から「総理を目指すのか?それともキングメーカーに徹するのか?」と質問された小沢一郎が答えてました。民主党の代表、さらに総理大臣に意欲を示したという感じですね。
代表の前原誠一さんは、連合という組合の大会で組合員たちを「神様」と持ち上げました。小泉内閣の顔ぶれが決まったときには、「エールを送る」と答えています。前原さんは、母子家庭だった体験を代表選で話し、その演説が決め手となって民主党の代表に選ばれた人。あの人は、目の前にいる人たちに嫌われたくない、あるいは共感を得たいという気持ちが出るタイプだと思います。したがって、ブログを運営している人たちを前に「皆さんのお知恵を借りていきたいと思います」と語ったところは、「らしいな」と感じます。
R30さんの速記録を見ると、大塚耕平さんが懇談会の進行役をやっていることも分かるんですが、この人は民主党の国会議員の中で経済政策に詳しいひとり。自民党の竹中平蔵に対抗できる可能性がある人は、大塚耕平さんだと私は以前から考えています。もしも、私が民主党の懇談会に出席したなら、何をしゃべるでしょう?安曇信太郎さんはネットを使った選挙の実現を求めているようですが、法案を通すのは簡単な話ではありません。私ならもっと現実的に、前原さんに提案するでしょう。民主党の議員に、それぞれの選挙区のブログ運営者(ブロガー)と連絡を取るように働きかけると思います。次の選挙に勝つために。民主党の弱点は、地域社会に浸透してゆくローカルな足腰の弱さにある。
民主党の代表は、当然のことですが、自分たちが政権を取るために「お知恵を借りたい」と言っています。ブログの運営者の方たちからは、中立かつ客観的な立場でありたいというニュアンスが伝わってきます。弁当代へのこだわりが述べられているのは、その証でしょう。ここに政治というものの難しさが出ていると思います。つまり、ある政策や戦略を実現したいと考えて行動すれば、当事者の立場になることが避けられない。中立的で客観的な立場を維持しながら、しかし影響力を及ぼそうとするのは、ひとたび行動を始めると困難であることが分かります。ある程度の影響力が出てくると、メディアでもシンクタンクでも「あの政治家に近い」「××党寄りだ」と言われてしまうもの。仮にブログが影響力を持つようになっても、似たような道をたどる可能性が高いと私は考えています。
私の住んでいる長野2区では、自民党の関谷りきさんが次の総選挙への挑戦を決めました。私は彼の後援会に入ることになりそうですが、先日は次のようなことを申し上げました。「マスコミであれ、ネットであれ、集会であれ、双方向性を見せることが重要です。候補者と有権者との間に、双方向の繋がりがあることが伝わるような組み立てですね。NHKの災害報道や五輪報道などで視聴者からのファックスがスタジオに張り出されるのは、双方向性を見せるため。集会でも、ネットでも、かならずしも全ての質問に逐一答える必要はないし、それができるはずもないですが、双方向性があると多くの人に感じてもらうことは重要です」。
これまでの選挙で分かったことは、ある陣営が効果的な手段を使うと、相手陣営も同じ手法を採ろうとするという事実です。2大政党の時代であれば、力と力がぶつかり、競争し合うことで、ある戦術なり政策が実現してゆく流れも強まるでしょう。戦国時代の鉄砲が新しい戦術を生み出していったように、ネットは新しい戦術を生み出しつつある。公職選挙法が定める「選挙活動」の期間は極めて短いですが、通常の「政治活動」は極めて長い。この長い期間においてネットの活用を考えることが重要になると思います。
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