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憲法は擁護すべきものではなく、従うべきもの(chakaのチャンネル)
http://www.asyura2.com/0510/senkyo16/msg/535.html
投稿者 スタン反戦 日時 2005 年 11 月 02 日 11:21:31: jgaFEZzEmIsYo
 

http://ch.kitaguni.tv/u/11162/%b1%d1%b8%ec/%b8%ec%b3%d8/%a4%bd%a4%ce%c2%be%bd%f4%a1%b9/0000285302.html?logout

 よく耳にする言葉で、非常に気になることがあります。それは、憲法を擁護するという言葉です。私は、憲法とは、擁護すべきものですかとお聞きしたい。何に対して、誰が、如何なる理由で憲法を擁護しなければならないのか。私には、理解できない。憲法とは、国民の規範を決めたもので、日本憲法のもとでは、日本国民は、その良し悪しをいう前にそれを尊重し、それに忠実に従わなければならない。そして、従わないものは、無法者として排除されねばならない。これが、原則ではないでしょうか。それなのに、日本人は、憲法に対して、擁護という言葉をよく使う。私には、それが理解できない。現憲法は、今現在施行されているものであり、それには、日本国民はすべて従うことが義務づけられているのではないでしょうか。したがって、現憲法を行うのに熱心でなかった者、敢えて憲法を無視することを行った者は、それなりの責任を取らせなければならない。それは、憲法を擁護することではなく、憲法を遵守することです。ましてや、それに違背する行動をとったものが、憲法を変えようというのは、正におこがましいことではないか。それは、過去にレイプしたものが、親の権威を借りてもみ消したのに等しい行為である。つまり、自分を責める法律のほうが間違っているという態度、これは、認められますか・・・。

 心理学者のフロイドは、人の過去というものは、人の一寸した、言い間違えの中に現れてくるといいました。このことは、人は、いくら隠しても隠しきれるものではないことを示す人間を鋭く洞察した類稀な言葉です。人の過去というものは、言い間違えだけに現れると思ったらとんでもない、反省することを知らない大人の場合、その一挙手、一投足に現れます。これが、正に、無意識というものの怖さです。知らぬは、本人ばかりなり。

 前置きは、これまでとして、このたび、自民党の諸先生が、知恵を絞った新憲法草案が党の案として、決定されました。私は、これを見て御笑いではないかと思いました。TVでは、御笑い芸人たちが、さかんにクダラナイことを言って人を笑わせていますが、これを作った人達は、憲法を守ることが、出来ない人か、守ることが苦しかった人ではないかと思うほどその人達の気持ちがにじみ出ています。

 自民党草案についての賛否両論が出ています。これを見て私は、ぞっとしました。自衛隊が自衛軍になって、日本人が海外で戦争に参加することになるのではないかと危惧する声が多く聞かれました。殆どが、それが中心といっていいでしょう。それは、どうかしたの?と私は聞きたい。そんなことさせなければ言い。それが、国民主権というものでしょう。自民党から案が出ただけで大騒ぎする。しかし、肝心の点は見逃す。これが日本人知識人の特徴といって言い。今回、評論家の大先生たちが、見逃している肝心な点とは、この草案からは、国民主権そのものが抹殺されていることです。それに代わって出てきたのは、国家という化け物です。

 この国家とは、具体的に言って何でしょう。それは、政府のことです。草案では、日本国は、主権を持つ民主主義国家でとあり、国が主権を持つこととしております。つまり、このままでは、日本政府が主権者ということになります。言葉を換えると、政府即ち政治家が、国民の権利を奪い、国の転覆を企てたということになります。憲法の前文に当たる文言から、国民主権とそれを行使する条件となる選挙という言葉をことごとく抹殺した今回の案は、まさに、無法者の案で、現憲法を尊重する現在の日本では、排除し、この無法行為をたくらんだ者を罰しなければなりません。

 重ねて言います。これは、憲法改正ではなく、国の転覆を狙う、共同謀議だからです。日本では、日本を転覆する共同謀議が、与党という政党の中で行なわれ、憲法を変えることによってそれを正当化しようとしたのです。こんなことは、許されていいでしょうか。憲法を擁護する立場をとると、これは許されます。しかし、憲法を施行する立場からすれば、これは正に、国を転覆する共同謀議に値する行為ではないでしょうか。もしこれが、選挙で可能になったとすれば、今回の選挙で、自民党を応援しまくったマスコミ、それに関わった記者、レポーターも、企業ぐるみで応援した者達もすべてこれに連なる者として、罰せられなければならない。彼らは、これに組みすることにより少なからず利益を得るからです。私が、憲法擁護というのが理解できないといっているのはこの為です。

 これを見て、私は、さっそく、メルマガの私のプログを通じ、首相と自民党の退陣を要求し、’小泉首相に再度問う’を突きつけました。私は、国民主権、主権在民とは私自身の権利と思っております。自分の権利なら、それを奪おうとする者を厳しく、激しく排除するのは当然です。従って、私には、憲法擁護はない、従わせるまでのことです。

これは憲法の庇護にもとにあるものとして当然のことです。その点、日本の学者、評論家は甘すぎます。彼等も、自ら私同様権利を保有し行使する立場にありながら、誰かがするのをじっと待っている。これでは、憲法擁護という言葉しか出てこない。憲法を守ることに熱心でなく、それをサボってきたものに主権の行使を許してはならない。国民主権の立場からは、憲法擁護という言葉は存在しない。これに反する者は、排除されねばならない。たとえ、後ろにアメリカの亡霊どもがついていても。
 
投稿者:chaka at 09:04

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