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□「松下政経塾」は曲がり角か!? [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1465421/detail
「松下政経塾」は曲がり角か!?
卒塾生の前原誠司が民主党の代表になったこともあって、改めて松下政経塾に関心が集まっている。9月の総選挙でも過去最高の28人の卒塾生が当選(自民=15人、民主=13人)した政治家養成機関である。
とはいえ、79年の設立から25年余り、松下政経塾をめぐる状況は厳しいともいう。
「79年に松下幸之助が私財の70億円を提供、松下グループが拠出した50億円をあわせて運営基金としてきた。しかし赤字が続き、この低金利時代に元金を食いつぶしている状況。設立当初の研修期間は5年でしたが経費節減のため、97年からは3年になっている」(永田町関係者)
見過ごせないのは、1年やそこらで退塾して政治家を目指す塾生の増加だ。最近では、24期生の川条志嘉(35)が1年で塾を離れ、04年参院選に和歌山選挙区から民主党候補として出馬、落選。今年9月の衆議院選挙で大阪2区から自民党の“刺客”として当選している。
「松下政経塾の看板を利用しているだけの議員は他にもいて、“教育課程が意味をなしていない”と内外から批判される状況です」(永田町関係者=前出)
そんな批判を気にしてか、10月22日、広く塾生を募集するために一般向け初の日帰り研修を行った。上は50代の主婦から下は女子高生まで、募集予定の50人を超える80人が参加。「政治家を目指している。来年受験するための下見」(30代男性会社員)、「安全保障やNGOについて議論できる相手を探しに来た」(20代女子学生)というのが動機だ。
塾側も「参加者の熱気をこうして感じることができて本当にうれしい」と話す。しかし、ある政経塾OBは次のように話す。
「設立当初は松下幸之助が塾生に接する機会も多く、5年間の研修課程も密度の濃いものでしたが、今では3年に短縮され、しかも2年目以降は“実践活動”という名の自由研修。ほったらかしも同然にされてしまう。政治家養成のカリキュラムが機能していないのだから、政経塾の看板だけを目当てに入塾してくる者が増えるのも当然ですよ」
“日本をつくっていき、世界をつくっていく”人材を育成しようとした松下幸之助の当初の理念とはかけ離れてしまったか?
【2005年10月28日掲載】
2005年10月31日10時00分
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