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イラクの現状について考える講演会が30日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都であった。ジャーナリストの綿井健陽さんが映像を交えて実態を報告し、日本の役割について問題提起した。
人権支援組織「アムネスティ京都グループ」の主催。日本ジャーナリスト会議大賞を受賞した綿井さん監督の記録映画「リトルバーズ」を上演後、講演があった。
綿井さんは、イラクで戦闘する米軍の多くが沖縄からの派遣であるとして、「自衛隊派遣に人道支援などの冠をつけているが、日本は『殺しながら助けている』というねじれた位置にある」と指摘。サマワでの自衛隊の活動も「給水活動はフランスの企業の方がはるかに効率的だ」とし、「駐留自体が日米同盟の中で目的化している」と批判した。
(京都新聞) - 10月30日19時55分更新
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イラクの現状について報告する綿井さん(京都市下京区・キャンパスプラザ京都)
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