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(回答先: 民主党前原代表との懇談会に出席するブロガーが決定【北国ブログからはゼロ】 投稿者 スタン反戦 日時 2005 年 10 月 30 日 09:50:12)
一筆入魂:[171]朝日広告をやめブログ記者まで集めた自民の広報戦略
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/shima/news/20051027org00m020073000c.html
総選挙で圧勝した自民党の広報・PR戦略が、にわかに注目されつつある。今回の総選挙は、小泉純一郎首相の「作・演出・振付・主役」とみることができるが、舞台の裏では、これまでの自民党には考えられなかったような広報・PR戦略がしたたかに実行されていたのである。
ある自民党の幹部は「総選挙当日の小泉首相をあしらった新聞広告を見たか」と聞く。「改革を止めるな。」というキャッチコピーを入れた小泉首相の大きな顔写真を紙面いっぱいに展開した全面、あるいは見開き二ページのカラー広告である。その幹部によると「当日、朝日新聞だけは掲載せず、その分はスポーツ紙などにまわした」というのだ。事前にこのことを知った朝日側はあわてて自民党へ出向いたが、「朝日読者には自民党支持者が少ないという調査結果が出たうえ、予算もなくなってきたので効果的とみられるスポーツ紙を選ぶことにした」として応じなかったという。朝日だけをはずしたのは前代未聞のことだろう。
もうひとつ驚くのは、インターネット上で流行してきたブログ(個人発信のコラム・日記)」の筆者を総選挙前に官邸に招待し、武部勤幹事長が懇談会を催したことである。自民党側は、ヒット数が多く内容もしっかりしているブログのサイトを百ほど選び、招待状を出したところ三十数人が出席したという。
いまやアメリカではブログ記者がホワイトハウスに出入りし、韓国の大統領選挙ではインターネットのブログがノムヒョン大統領を後押し、「ネット選挙の勝利」といわれた。自民党がネット選挙の効果を勘案し、ブログの筆者達を集める大胆策まで行っていたのだからびっくりだ。「当初は、どんな人物かわからず反対意見が多かった。しかし、郵政民営化の狙いなどを正確に知ってもらって書かれた方が良い、との判断で実施した。三十歳を中心としたIT関係者などが多かった。なかには一日に五万件のヒット数をもつブログ発信者もいた」という。
このほか、全国から女性候補者リストを提出してもらい一気に決めたり、小泉ポスターを四年前の参院選大勝のときと同じものを使い、「原点に立つ」ともアピールしたという。
写真やキャッチコピー、女性候補の大量立候補と比例一位に抜擢−−などの大所高所戦略は小泉首相自らが決め、具体的実行は武部幹事長、二階俊博・総務局長、飯島勤秘書官が前線指揮。そして裏方で細田博之・官房長官と広報戦略プランを練った世耕弘成・幹事長補佐が支えたらしい。とくに世耕氏は前原誠司・民主党新代表と同年の四十三歳。サラリーマン時代に広報担当が長く、ボストン大学で広報戦略のMBAを取得した専門家だ。自民党新人議員の中にはさらに多士済々の専門家がいるだろう。民主党はオチオチしていられまい。
[財界11月1日号]
2005年10月27日
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/shima/news/images/20051027org00m020072000p_size5.jpg
総選挙公示日の8月30日。=山本晋写す
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