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http://www.tomamin.co.jp/2005/cp051028.htm
政府と米国が基本合意した沖縄米軍基地の再編をめぐり、札幌防衛施設局は27日、航空自衛隊千歳基地が、嘉手納飛行場(沖縄県嘉手納町)を使用するF15戦闘機の一部訓練移転先の候補地になっていることを、千歳市に説明した。山口市長は、規模や時期などの詳細が分かった時点で「検討する」と述べるにとどまり、29日に予定している日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で合意する中間報告を待って対応する考えを示した。
この日は、午後2時半に札幌防衛施設局の土屋龍司局長や南波賢治施設部長ら4人が、市役所を訪れて市長と面談。終了後の報道陣の質問に「非公式なので中身については話せない。(千歳には)関係市町村ということで来た」と口をつぐみ、足早に車に乗り込んだ。
これを受け、報道陣のインタビューに応じた山口市長は「米軍再編のF15訓練移転について、千歳飛行場が候補地として可能性があるとの説明を受けた」と説明。その上で「訓練移転は沖縄の軽減という観点から聞いていたが、現時点での移転先の可能性があるということで、それ以上は聞いていない」と具体的な内容について説明を受けなかったことを強調。移転先の候補に挙がったことなどへの感想には言及を避けた。
一方で、沖縄の米軍基地再編には「沖縄の方々の苦しみや悩みは理解しなければならない。軽減の措置は十分理解する」と県民の心情に配慮しつつ「私たちの地域には地域の意向がある。市民の理解を得られるのか、内容をしっかり踏まえて検討しなければならない」と強調。今後、中間発表を待って「F15訓練だけなのか、内容や時期、規模などが分かった段階で、容認できるのか否かを含めて検討する」と厳しい表情で語った。
千歳基地は、東側(3千メートル)と西側(2千7百メートル)の2本の滑走路を備え、第二航空団にはF15戦闘機が配備されている。通常の訓練は、地域住民への騒音に配慮して、深夜早朝時間帯(午後10時−午前7時)や土日の訓練は自粛している。
米軍の訓練移転先の候補に挙がったことで、市民の中には騒音の拡大や事故などを懸念する声も出ており、今後の中間報告で明らかになる訓練移転の具体的な内容が、大きな焦点になりそうだ。
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