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(回答先: 戦争を庶民の目で総括し、国家神道を捨て、欧米の傲慢を批判し、アジアを味方にしよう。 投稿者 東京音頭 日時 2005 年 10 月 26 日 21:48:26)
元々は、戊辰戦争における官軍側の戦死者を祀る事から始まって、西南戦争、日清戦争以下の戦争での軍人、軍属の犠牲者を祀って来ているのですが、
近代以後の戦争の拡大・発展?により、
総力戦へと至った為に、
民間人の犠牲者も戦死者と同様の扱いをしなければならないと思います。
また、戊辰戦争の戦死者を祀ると言っても、
それは、明治国家の出発時点での祀りの思想であり、
現在では、戊辰戦争の敵対的両勢力は現実には「和解しているもの」として扱われてしかるべきでしょう。
それが、現代の思想と言うべきでしょう。
要するに、靖国神社の「祀り」は、
現代では、
今上陛下の御心に合致し、
国民の思想に合致するものとして、
行なわれるべきであると考えます。
国民だけで勝手に祀り方や、神社の存否を決める事は出来ないのが本当のところでしょう。
靖国神社の法制上の規定だけから考えられる事ではないと思います。
天皇の御心は、天津日嗣により今上天皇(平成天皇)に引き継がれているものであるので、今上天皇の御心が「天皇の御心」なのです。
明治天皇の御心は今上天皇の御心に体現されているのが本当です。
でありますから、
靖国神社での祀りの在り方も今上天皇の御心に沿ったものであることが本当でしょう。
つまり、靖国神社も「時代に合わせて祀り方も変化しなければ」なりません。
そもそも、A級戦犯を合祀した事が「変化」ではありませんか。
靖国神社は天皇が御祀りをされる神社ではありません。
靖国神社の祀り事は、天皇のなされるべき祀り事の範疇外のことなのです。
ですから、国民の側で祀るべき事です。
天皇の御心に反した祀り事をなした場合には、
神社であっても、
参拝者(例えば首相など政治家達)であっても、
国民であっても、
物事が順調に参らない事態となるでしょう。
現在では、今上天皇は靖国神社について何かを語れるような法制上の形になってはいませんから、陛下は語られることはあり得ません。
ですから、陛下の
「戦争観と平和観」を注視して、
それに沿って、
靖国神社の祀り方と
在り方を
国民も神社側も考えなければならないでしょう。
私は、「遺族」ですから、遺族として靖国神社についてこの様に考えてきているわけです。
今上陛下の御心は、時々の両陛下の御発言から知る事は出来るのです。
皇后陛下は天皇陛下と一体であられるので、皇后陛下の御発言から天皇陛下の御心を知る事は出来ます。
今月20日に皇后陛下が誕生日を迎えれられ、宮内記者会の質問に文書で回答されましたが、その中で、
「続く私どもの世代が、戦争と平和につき、更に考えを深めていかなければいけないとの思いを深くしています」と書かれ、
「家族や社会にとって大切と思われる記憶についても、これを次世代に譲り渡していくことが大事だと考えています」とも書かれました。
要するに戦争の記憶の風化を心配され、戦争を防ぎ平和を守る事を望んでおられると考えてよいでしょう。
両陛下は一体ですから、これは今上陛下も同じお考えであると看做してよいでしょう。
両陛下は今までに何度も、平和を望まれて憲法を遵守するお考えを表明しておられるので、靖国神社の祀りに限らず政治上の事柄も、これに反するならば、不具合を招くに至ると考えるべきでしょう。
思わず長くなってしまいました。短く書きたかったのですが。
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