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2005年10月25日
6か国協議で気になること
http://fantagista.seesaa.net/article/8587651.html
靖国騒動は、少なくとも韓国に関しては小泉首相に軍配が上がりつつある。韓国の潘基文外交通商相が、いったんは表明した訪日中止を撤回したからだ。韓国は、6か国協議の枠組みの中での北朝鮮に対するエネルギー・経済協力の面で日本に期待しており、靖国問題で日本との関係を悪化させることは得策ではないと判断したようだ。日韓外相会談では、一応靖国参拝への抗議を盛り込むと言っているが。これは韓国国民に対するパフォーマンスで、実際には申し訳程度にしか触れないだろう。
もともと中国に比べて、靖国問題に対する韓国の関心はそれほど高くない。この問題についてはいつも中国の動きに乗じているだけである。もちろん拒否感はあるだろうが、それによって慮武鉉大統領の支持率が劇的に上がるわけでもないらしい。小泉首相の執念が、韓国に関しては実を結び、靖国問題で中韓が共同歩調をとれなくなるきっかけになるかもしれない。
さて、韓国が靖国問題でその矛先を収めるほど気にしている6か国協議だが、韓国としては自国の発言力の低下と日本の出方に注意を払うのだろうが、日本人としては気になることがひとつある。それは協議の内容に関することではなく、協議が行われる会場のことである。
これまで6か国協議は、いつも北京の釣魚台迎賓館という所で行われているが、この釣魚台迎賓館という名称は、尖閣列島を意識したネーミングなのだろうか。
気になったので少し調べて見たのだが、釣魚台という名前は約800年前に、章宗皇帝が迎賓館にある庭園で釣魚台を設けて釣りをしたことから付けられた名前らしい。その場合は、単に魚釣りをするための台のことを指すのだろうか。また、中国の宝鶏県天王鎮橋渓河山谷内という所に行けば、釣魚台という名所がある。中国では、釣魚台とはいろいろな物を指しているのだろう。
さらに、知識を紐解いてみると、そう言えば文化大革命時に、江青をはじめとする4人組(江青グループ)が、「釣魚台」と呼ばれていた時期があったのを思い出した。それは彼らが「釣魚台国賓館」を占拠して、そこを本部として活動していたことに由来する。
だから、何を指して釣魚台というかは例があり過ぎて分からないが、少なくとも尖閣列島のことだけを指すものではないようだ。付け焼刃で調べて見たが、もし不備があれば勘弁してもらいたい。ただ、6か国協議が開催されるにあたり、いつも出てくる名前なので気になったまでである。
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