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首相の靖国神社参拝で、回りの国から非難を受けて問題とされている事は、
日本人の先の大戦に対する戦争観であり歴史観なのだ。
それにプラスして、現在の日本の政治姿勢が批判されているのである。
靖国参拝を批判する国々は、米国・英国を除いて他の国々は、
上の二点について日本に変化がないと見るときには、
首相が靖国参拝を止めてその代わりに「無宗教の追悼施設」に参拝しても、
批判を再開するであろう。また、米・英もこれに倣う事もありえる。
何故、批判を再開するかと言えば、
彼らは次のように言うであろうからだ。
「日本人は『無宗教の追悼施設』に、依然として戦犯達をも祀っている。日本人達は戦犯というものを認めていないからだ。また、日本人の侵略戦争を正当視する史観は変わっておらず、その史観で戦死者を祀っている。口では反省を言うが現実の政治姿勢は本格的な軍国主義の復活を目指しているではないか。であるから、この『施設』も軍国主義を体現する施設であり、新たな靖国神社であり、言い逃れの方便の為のものである。」
多かれ少なかれ、以上の様な事を言い出すであろう。
この『施設』が危険な事は、
宗派・思想信条に無関係に、
従って祀り方というものが無く、
訳のわからない『ゼロ・無』の性格のものとして、
それでいて「日本人全般の戦死者」として祀る、
のであるから、
「祀られる事を拒否」する事は出来ないのである。
「知らないうちに祀られている」事になるのだ。
靖国神社に対しては、キリスト者や仏教者の中に親族などが祀られている事に拒否している人達がいる。
「この施設」は神道ではないから、この種の拒否は出来なくなる。
「国家による戦死」が祀られる事を拒否する他は無いだろう。
従って、「この施設」は実は新しいイデオロギーが隠されているのである。
それは言ってみれば「宗派、思想・心情を昇華して日本国民と看做す」というイデオロギーであり、総ての国民を否応無く囲い込んでしまう性格のものである。
そして、それには顔がなく、「のっぺらぼー」なのだ。
それは当然であろう。
「傀儡軍国主義国家の戦死者」に相応しいものであるからだ。
宗教だの、思想・心情だの、民族性だのといった顔があってはならないのである。
そこに祀られる者は、
侵略者の無機的機械としてロボットとして、意識無い者としての「戦死者」で無ければならないものであるからだ。
ルーツや出自が消し去られたものであらねばならないのだ。
「靖国神社は邪魔である。抹殺しなければならない。傀儡軍の戦死者を祀る事は出来ない施設だからだ。靖国神社に代わる施設を造らせなければならない。」
と言う意志が恐らく働いて、
外国からの批判をかわす為と言う「甘言」に乗せられて、
「この施設」を造ろうと愚かな政治家達が動き回っているわけである。
しかし、先に書いたように、外国からの批判は施設に対するものではない。
従って、批判は収まることは無い。
◎「無宗教の国立戦没者追悼施設の設置」は「改憲による9条改悪、自衛軍設置」と並んで海外派兵による侵略戦争参加を促す目的の為のものなのである。
殆どの人達がこの事に気づいていない。
侵略の為のイデオロギー整備の一つなのである。
無宗教の国立追悼施設建設へ 議員連盟を立ち上げ(朝日)
http://www.asyura2.com/0510/senkyo16/msg/240.html
投稿者 どん兵衛 日時 2005 年 10 月 25 日 23:23:14: 7oUaiPRSj3bnA
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