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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000018-mai-pol
23日に投開票された参院神奈川補選は自民党の川口順子前外相が大差で制し、小泉純一郎首相は衆院選圧勝の勢いを維持したまま、内閣改造・党役員人事や諸改革の総仕上げにのぞむことになった。首相官邸主導で川口氏を擁立しており、首相のトップダウンが政局をリードする局面が続いた格好。自民は宮城知事選を推薦候補が制したことも追い風と評価している。一方、民主党は議席を失い、前原誠司代表は国政選挙の初陣を飾れなかった。反転攻勢の足がかりを得られずに終わり、大都市圏での無党派対策の立て直しを改めて迫られている。【須藤孝、中西拓司】
「小泉改革を断行せよ、との国民の強い声の表れだ」。自民党の武部勤幹事長は23日夜、党本部で記者団に今回の選挙がもたらすプラス効果を強調した。
さきの衆院選圧勝を受けた今回の補選で、自民党は都市無党派層を重視する戦術を踏襲した。地元県連の作業を退け、外相経験者として知名度のある川口氏を首相自ら口説いて担ぎ出した。地元で敗北すれば自らの威光にかげりが生じかねない、との警戒からだ。選挙戦も首相自身が2回駆けつけ、安倍晋三幹事長代理、谷垣禎一財務相、福田康夫前官房長官らポスト小泉候補を次々に投入。猪口邦子、佐藤ゆかり氏ら「小泉チルドレン」も派遣した。
しかし、衆院選圧勝の「揺り戻し」が不安材料だったのも事実。このため、川口氏を推薦した与党・公明の票固めを重視。選挙戦最終日に神崎武法代表も応援に加わった。低投票率下での圧勝は、この両面作戦が奏功した結果とみられる。
加えて、そりが合わなかった浅野史郎・宮城県知事の後継と目された候補を自民推薦候補が破ったことにも自民幹部は気をよくしており、武部氏は「地方の支持は非常に貴重」と力説した。
首相は衆院選圧勝を受け、政府系金融機関の統廃合や公務員削減、三位一体改革などを一気に進めようとしている。議員年金問題では与党案を一蹴(いっしゅう)し、即時廃止に持ち込むなど強いリーダーシップ発揮に与党内では「首相独裁だ」などの反発も出ている。補選勝利で首相主導の環境が一層整ったと言える。
★何が「御用新聞」かというと、「自民党の川口順子前外相が大差で制し、小泉純一郎首相は衆院選圧勝の勢いを維持したまま」と書くだけで、「低投票率下での圧勝」の意味を掘り下げないところ。なぜ、32.75%で、04年参院選神奈川選挙区の54.48%を大きく下回ったのか、なぜ低投票率下で圧勝できたのか、をパスしている。提灯記事というのは、「都市無党派層を重視する戦術を踏襲した」と書いて、あたかも無党派層が川口に投票したかのような記事に仕立て上げているところ。実際は、無党派層は動かず、自民党と公明党の組織票が、32.75%という投票率の中で最大に機能したということだ。
小泉自公政権に反対する立場で記事を書くとすれば、「小泉自公政権は衆院選圧勝の勢いを維持することに失敗したが、無党派層と民主党支持層の棄権に救われ、かろうじて勝利した」となるだろう。さらに書くなら、「今回の勝利は、労組の組織票を切り捨てた前原民主党の無謀ともいえる方針が後押しした結果ともいえる」となるだろう。地元の支持基盤がなく、労組などの組織票も切り捨てて、いったいどのように選挙を戦うというのだろう。無党派の多くはプチ保守大政翼賛化しており、同じ保守なら自民党を選ぶだろう。自民党の支持基盤もプチ保守化した無党派層も、前原民主党を支持する可能性は限りなくゼロに近い。
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